修学旅行を振り返って(3)最終号
- 公開日
- 2013/06/05
- 更新日
- 2013/06/05
学校の様子
三日目の朝は漁業体験の場所で民泊からの子どもたちの戻りを待った。次から次に車に乗せられて帰ってくる。その表情に「どうだった?」と聞く必要もなくなった。
夕食と朝食、夜の時間の半日でこうも人間関係を構築できるのかと驚いた。いつも学校で見せる彼の笑顔はどことなく、淋しいものを感じていたが、民泊のおばさんが本当に我が子のように触れ合っていただいて、子どものその腕を放さない。別れが辛くて、涙が止まらない。我が子でもないのに、ここまで感情移入ができるものか。その時に彼の表情がいつもの笑顔と違うように感じた。平和な満たされた表情だった。忘れられない。
田中ゆめさんが非常にいい別れの挨拶をしてくれた。
バスが出発して20分ぐらい経った頃だろうか、小高い丘のようなところで、一人の女性が何かを持って手を振っている。するとそこには「京都市立醍醐中学校」と書いてあって民泊でお世話になった方であったらしい。バスの運転手もゆっくりと走ってくれて、別れを惜しみ、その両方の気遣いに心が熱くなった。
めざすは北九州市のスペースワールドである。途中、福岡のソフトバンクドームやいろいろなところをガイドさんが案内してくれる。漢委奴国王印の出土地 、志賀島が左手に見えると案内があったが、おそらくスペースワールドのジョットコースターのことで耳には届いていない。
高速道路を降りるとすぐのところにスペースワールドがある。小学生でいっぱいである。4時間ぐらいの滞在で乗る子は乗る!絶叫マシーンなど、私にはとんでもない話しであるが、以外と女性が強い。それもおとなしめに見える子どもが、そのよさを生き生きと語る。人間の恐怖感というものは不思議なものである。楽しいときはあっと間に過ぎて、小倉に向かう時間になった。
たくさんの思い出をもって京都に向かった。京都駅で解団式を行った。この間、子どもたちはいろいろな役を責任を持って見事にこなし、りっぱに修学旅行を大成功に導いた。ひとりひとりの子どもたちに大きいな拍手を送りたい。
「いろんなお土産を買ったと思うが、一番のお土産は『ああ、面白かった』と思い出話をしてあげることで、最後に『ありがとう』を付けるんだよと言ったが、そのような話しになっただろうか。もしそうなってなくても、照れくさくて言えないだけで、子どもたちの心は必ずそうなっています。そのような修学旅行でした。子どもたちに一生残る思い出の宝物となりました。そのように報告してこのHPを閉じたいと思います。ありがとうございました。