学校日記

トイレで家が分かるって、ほんと?

公開日
2009/10/14
更新日
2009/10/14

学校経営の基本方針

3つの校舎をくまなく回るのは結構大変である。重たい足を運んで「さあ、最後だ」とトイレの窓を閉めに行った。するとトイレが詰まってあふれている。ため息が出た。この前用務員さんときれいにしたところなのにどうも詰まりやすいらしい。長靴に履き替えて跳ね返りを覚悟して、道具を持って行った。世の中の悪と闘うごとくゴシゴシとこする。何回かやる内に流れていってくれた。バケツで水を勢いよく当て、じょうろで隅々を流す。昔はここでクレゾールを入れたのではないか。虹色に輝く。何かとてつもなく良いことをしたような、久しぶりの成就感を味わって、しばらく眺めていた。
 受験生に高校見学をしたらトイレを見なさいと言っていた。トイレがきれいな学校は家は他を見るまでもないというのは本当だろう。今の京都市長、前の教育長の門川氏が「便きょう会」という会を立ち上げて、それぞれの小学校、中学校を回っている。強制的になると嫌であるので受けたことは無いが、掃除を終えて職員室に帰るとその「便きょう会便り」が置いてあった。その下にある南米アンデスの昔話からという詩が気に入ったので紹介しよう。

 「ハチドリのひとしずく」

森が燃えてしまいました  森の生き物たちは  われ先にと  逃げて いきました
でもクリキンディという名の  ハチドリだけは  いったりきたり
くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落として行きます
動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」といって笑います
クリキンディは こう答えました

「私は、私にできることをしているだけ」