ソロモンのバラの花
- 公開日
- 2011/06/08
- 更新日
- 2011/06/08
学校の様子
ソロモン王とシバの女王の対決のお話をご存じだろうか。いつのころだろうか、英語の教科書に取り上げられていた。ソロモン王の部屋に迷い込んだミツバチが許しを請う。「いつかきっとあなたのお役に立つときがきますので、お助け下さい。」と。王は「お前のような小さなものに助けてもらうことはない、心配はいらない、安心して出て行け」と笑ってミツバチを部屋から出す。
シバの女王が高名なソロモンの名前を聞きつけて「ギャフン」と言わそうと家来を連れてやって来る。いろいろな難問を突きつけるが、全て王は答えてしまう。最後の日になり、女王は家来の中の職人に、庭にあるバラとそっくりの造花を99本作るように命じる。その中に本物のバラを1本入れて100本にして、この中に1本だけ本物があるので、見つけられるかという問題を突きつける。
さすがに王は困った。その造花はあまりにも精巧に出来ていて、見分けが着かなかった。その時、あの時のミツバチが本物のバラの密を吸いに来る。その時に王はその1本の本物のバラの花を見つけるのである。「お前のような小さなものに・・・」と言ったが「確かに助けられた」となるのである。何かを教えてくれる面白い話である。
前置きが長くなったが、職員室前に並べられた野菜や果物の造形物を見て、ふとその話が思い出された。美術教師のI先生が生徒の作品を上手にディスプレイしている。思わず手に持って確かめたくなる。「どういうことをテーマにやっているの?」と聞くと、「冷蔵庫に入れて置いて、お母さんが包丁を入れるまでは気づかないぐらいに正確に」ということらしい。そのコメントを聞いて、またうれしく、楽しくなった。
「作品の前にビニールを張って、いたずらされないように」と思ったが、「他の先生方が今の生徒だったら大丈夫じゃないの」と言われてそうしていると。またうれしい。
目を近づけて、手で触って分かる楽しさもある。学校が落ち着かないとなかなかできないことでもあるが、私は少々いたずらされてもめげないで続けることが大切だと思っている。それにしても、楽しい職員室前である。保護者の皆様もぜひ、ご覧に来て下さい。