学校日記

「食」は警戒行動

公開日
2010/02/18
更新日
2010/02/18

校長室から

16日に福西小学校で健康教育講演会がありました。『食育は「おいしく、楽しく」の繰り返し』というテーマで同志社女子大学生活学科教授の小切間 美保先生が講演されました。食と学力は相関関係があると思っている私には「食育」に関心があるので参加しました。内容は学力の視点からのものではありませんでしたが「食べることは、感覚を総動員した注意深い警戒行動である」という話がとても印象的でした。「学生が自分で作成したレシピどおりの料理がまずかった事をレシピの数値のせいにしている」といった話やすっぱそうな臭いのする料理を食べて酷い体験をした学生の話を聞き、本来人間が動物として備わってなければならない命を守る本能が昨今は薄れていっているように感じました。自家用車には危険を探知し自動ブレーキがかかるシステムが車に搭載されるようなCMもあります。ますます危険を予知する能力を便利さが奪っていくように思います。動物はそもそも命をおとすような生活行動はしません。まして命を危険にさらすような食物は決して口にしません。鋭い嗅覚や臭覚が動物に備わっているのはその為です。文明、文化の発達は脳の「意識」を発達させてきました。けれどもその代償として「無意識」にある感覚の力をこれかも奪っていくように思います。