学校日記

「右脳と左脳」と教育課程

公開日
2012/07/19
更新日
2012/07/19

校長室から

私たちの脳は皆さんご存じのように左脳と右脳に分かれています。脳の左右はそれぞれ機能が異なっています。しかし機能が異なるといってもそれぞれが単独に働いているわけではありません。左脳と右脳は連絡しあって一つの「脳」として機能してます。左脳は言語や論理的思考に関わり、読むこと、書くこと、数の計算などの機能について右脳より深く関係し、右脳は直感や閃き、創造、運動にかかわる働きを主に司り絵画、音楽、体育といった芸術の鑑賞能力や空間処理能力が左脳より深く関係していると言われています。この左脳や右脳の機能に偏りがなく全体としてうまく統合されて機能することが人間の脳として重要です。
 学校教育ではこの左脳に関係が深い教科が5教科で、右脳に関係が深い教科が4教科ではないかと私はそれぞれの機能から考えています。5教科だけに力点を置いた学習では右脳は鍛えられません。4教科と左脳の関係も然りです。人間の脳としてのあり方を考えれば、両方の脳を鍛え活用することが肝要なのです。右脳、左脳の働きから教育課程を見ると、9教科とはよくできたものであると改めて感心します。義務教育の期間に人間形成として果たす役割が9教科にあると言って過言でないと思います。

 以上の記事は今日19日に配布予定のPTA広報誌に載せた校長である私の巻頭言です。現在7月期中間評価・評定の資料をもとに懇談会を行っています。そこで『「右脳と左脳」と教育課程』というタイトルでこの時期にあった種を提供したつもりです。「教育課程」という表現は「9教科」で良かったかなと思いますが、学校で行われる授業ということで教育課程としました。脳については最近、いろんなことが科学的に解明されていますが、9教科の教育課程が学校教育に編成されたのは脳の解明よりも以前ではないかと推察します。そう考えると9教科が教育課程として学校教育に組み入れられたことはすごい事だなぁと感心します。脳についてはまだまだ不明な点が多いと思いますが、そう思う私の脳がここにあることに、わけがわからなくなります。なぜなら、脳が「脳にはまだわからないことがある」といって解明しようとするのですから。