学校日記

《今週の生け花》そけい,菊,ソネットカーネーション 6月28日(月)〜

公開日
2010/06/28
更新日
2010/06/28

今週の生け花

 ソケイ(モクセイ科)は、香料をとるジャスミンの一種で、芳香のある白い花が咲きます。シロモッコウという別名もあります。中国南部からヒマラヤ、イランにかけて分布し、ヨーロッパや中国では、古くから栽培されています。つる性の常緑低木で、葉は対生し、二〜四対の小葉をもつ奇数羽状複葉で、長さは10センチほどです。径2.5センチほどの花が5〜6月に咲きます。花は高杯状で花びらは五枚ある。
 切り花として用いられる品種のオオバナソケイは、花が径3.5センチほどで、7〜8月に咲きます。南ヨーロッパやエジプトでは香水用に栽培され、精油成分が抽出されています。日本には江戸時代後期にもちこまれました。
 生け花で「つるそけい」と呼ばれているのは中国西南部原産のウンナンオウバイで、オウバイモドキの別名があります。高さ2メートルほどになる本来は常緑の低木で、枝は断面が四角形をしています。枝が長くのびて垂れ下がります。若い枝は緑色で、葉は三出複葉で、対生してつきます。花は径4センチほど、黄色で香りはなく、オウバイに似ていますが、花弁は6〜8枚あって二重に見えるものもあります。花は葉より早く3月から4月に咲きます。庭木としても植えられています。
 ソケイ属はアメリカ大陸を除いた世界の熱帯から亜熱帯に300種ほどが分布し、つる性または直立性の低木からなり、花はふつう白色あるいは黄色で、いずれも芳香があります。果実は二つに裂ける液果となる。なおジャスミンはこの属の英名jasmineをかな読みしたもので、この属の香料用に栽培される種の総称ともなっています。英名のjasminも、この属の学名Jasminumも、ペルシア名のyasminまたはyasaminに由来します。
 日本では琉球諸島に、オキナワソケイのみが自生し、葉は対生する三出複葉で、白色の花をつける常緑のつる植物です。中国西南部に生育するベニバナソケイは、20世紀初頭にイギリスに入って栽培化されています。またオウバイ(中国名、迎春花)は、中国原産で、古くから日本で栽培されています。
 なお、インドソケイはソケイの名がついているが、熱帯アメリカ原産のキョウチクトウ科プルメリア属の植物です。