《今週の生け花》ミヤコワスレ(都忘れ),なでしこ 5月10日(月)〜
- 公開日
- 2010/05/10
- 更新日
- 2010/05/10
今週の生け花
ミヤコワスレ( 都忘れ)は、きく科みやまよめな属の宿根草で、原産地は本州と四国です。春に植え、5〜6月に開花し、花径は3cm程度、草丈は50cmまで伸びます。花言葉は、「しばしの憩い」「別れ」「短い恋」で、4月21日の誕生花です。
この花の名前にまつわるこんな伝説があります。
鎌倉時代に承久の乱で北条氏に敗れ、佐渡へと流罪になった順徳天皇は、毎日都のことばかり思って生活していました。、ある日、庭の片隅に咲いている小さな白い可憐な花を見つけ、「この花を見ていると、少しの間でも都を忘れることができる」と言ったことから、この名で呼ばれるようになったといわれています。その後、順徳天皇は都に戻ることなく亡くなり、その遺骨は京都市左京区の大原陵に安置されています。今でも御陵の周りには、順徳天皇の思いを伝えるように、この花が良く咲いているそうです。
ミヤコワスレの原種は白だったらしく、「ミヤコヨメナ」の園芸種とされ、江戸時代から茶花などとして栽培されてきたようです。現在は、ピンク・紫・青などの多彩な花色の園芸種が豊富に揃っています。