≪今週の生け花≫ルスカス,スカシユリ,スチールグラス 5月16日(月)〜
- 公開日
- 2011/05/17
- 更新日
- 2011/05/17
今週の生け花
ルスカスはユリ科ナギイカダ属の学名で、6種が地中海から黒海沿岸にかけて分布しています。ルスカスの名はこの植物をあらわす古いラテン語からきています。
ルスカス属の種はいずれも常緑の低木で、葉のように見えるのは扁平になった枝(葉状枝)で、その上に花がつきます。そのようすが筏(いかだ)のように見えることからイカダバルスカスなどと呼ばれています。葉状枝の基部には、薄い膜状の鱗片があり、これが退化した本来の葉です。このような葉をもつ植物にアスパラガスの仲間があり、両者は近縁と考えられています。葉状枝にとげがなく、葉状枝は柔らかく、長さは7〜8センチになり、花は種によって葉状枝の片側につくか、両面に数個がつきます。果実は球形の液果で赤色です。この属でよく栽培されているナギイカダにはとげがありますが、イカダバルスカスの名で切り枝として出回るルスカスはとげがありません。
ナギイカダは、日本には明治時代に観賞樹としてヨーロッパから入り、公園などに植えられています。葉のように見えるのが”枝”とは・・・珍しいですね。