学校日記

新聞を読もう6 ‐AI‐

公開日
2020/04/20
更新日
2020/04/20

校長室から

 前回のお話ではAIがさらに発展するだろう未来を切り拓いていくキーワードの一つが「読解力」=さまざまなものを読む ということをお話しました。
 
 ところが,人間がAIより優れているのが「読解力」であるはずなのに,新井氏が「大学生数学基本調査」の結果から導き出した,『「誰もが教科書の記述は理解できるはず」という思い込みに対する疑問』をさらに調査しところ,中高生の「基礎的読解力」調査を実施した結果,中学生の3人に1,高校生の10人に3人が簡単な文章が読めないことが判明しました。
 
 結果の要点は,次の3点でした。
1.中学校を卒業する段階で,約3割が内容理解を伴わない表層的な読解が出来ない。
2.学力中位の高校でも,半数以上が内容理解を要する読解は出来ない
3.進学率100%の進学校でも,内容理解を要する読解問題の正答率は50%強程度である。

 そして,このような状況の中,AIは人間を超えないが,これから数値化・数式化できる仕事はAIに代替されるだろう。今後,AIにはできない仕事が人間の仕事として残るが,読解力の有無が仕事に就くことができる・できないかの分岐点になるだろうということでした。