学校日記

中学生の能楽大連吟〜未来〜

公開日
2019/11/23
更新日
2019/11/23

全学年

 大変よく晴れ渡った絶好の行楽日和となった11月23日,「中学生の能楽大連吟〜未来〜」の本番が,京都市右京ふれあい文化会館で行われました。
 「能楽大連吟」とは,普段の能の演出にはないもので,数ヶ月の間,能「高砂」のお稽古をし,本番に参加者全員で謡を披露するというプログラムです。「中学生の能楽大連吟〜未来〜」は,初めて中学生だけで「能楽大連吟」を実施するというもので,京都市の5つの中学校が参加しました。嵯峨中学校でも,これまでホームページででも紹介してきましたように,吹奏楽部と伝統文化部のメンバーで,本番に向けてお稽古を重ねてきました。

 午前中,舞台でリハーサルがありましたが,生徒達は緊張のためか,11日に芸術センターで行われた全体稽古のときよりも声が出ていない感じでした。それでも昼食後に嵯峨中生は練習し,しっかり声を出して本番に臨みました。

 本番は,これまでのお稽古やリハーサルの時よりも大きな,しっかりした発声で声が出ていて,客席で聴いていても,迫ってくるものを感じました。シテの先生も,あとで,生徒達の謡が素晴らしかったので,これまでで一番楽しく舞うことができた,とおっしゃっていたほどです。そして何より美しかったのが,生徒達の立ち居振る舞い,姿勢です。嵯峨中の生徒達は,大変素晴らしかったです。シテの方達が下がられ,各校毎に能楽師の先生方が出てこられてその後ろに生徒達が並ぶ,という形になるときの嵯峨中の生徒達の動きを見ていると,担当の先生を再び舞台へお迎えする,という気持ち,そしてこれまでお稽古をして下さったことに対する感謝の気持ちがにじみ出ており,ひしひしと伝わってきました。客席で見ていて,嵯峨中生徒を誇りに思え,胸が熱くなった瞬間でした。

 全てを終え,控え室に帰ってきてから,能楽師の先生方から一言ずついただきました。全体会のあと,嵯峨中だけで担当の能楽師の先生からお言葉をいただきました。先生は本番の出来を大変褒めてくださり,本当に嬉しかったです。吹奏楽部,伝統文化部,それぞれの部長も先生に感想とお礼の言葉を述べ,生徒達は,私たちが感じること以上に学んでくれたのだと思いました。

 これからも,「世界で一番古い演劇」といわれる舞台芸術である能をはじめ,さまざまな日本の伝統文化に触れていってほしいですし,この取り組みを今後,生徒達がどのように生かしていってくれるのか,とても楽しみに思います。

 教育委員会の先生方,能楽師の先生方,芸術センターの方々,大変お世話になりました。ありがとうございました。