第50回 卒業証書授与式
- 公開日
- 2019/03/15
- 更新日
- 2019/03/15
校長室より
本日は,たいへん多くの保護者の方々,御来賓の皆様の参列のもと,第50回卒業証書授与式を盛大に挙行することができました。無事に終えることができましたこと,関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
拙文ですが,式辞を掲載いたします。
式 辞
少し肌寒い日が続きますが、春の訪れを感じる今日の良き日に、多数の御来賓の皆様ならびに保護者の皆様のご臨席を賜り、第50回卒業証書授与式を盛大に挙行できますこと、厚く御礼申し上げます。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。只今、おひとりおひとりに卒業証書をお渡しいたしました。これは中学校の教育課程を修了したことを証明すると共に、小中九年間の義務教育を修了し、皆さんそれぞれが選んだ路へ進んでいくことを意味しています。
今年度は、嵯峨中学校にとって創立50周年という大きな節目の年でした。創立50周年記念事業年実行委員会の皆様をはじめ、保護者の方々、地域の皆様には大変お世話になり、多くの周年事業を行っていただきました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。また、3年生の皆さんは、最高学年として、凛とした態度で記念式典にのぞんだり、悪条件の中、体育大会で催された周年事業の競技を率先して盛り上げたりしてくれました。前向きに取り組んでくれた3年生の皆さんに対して本当に感謝しています。
さて、情報社会が終わり、今後は、AIや自動化が高度に進んだ超スマート社会になるといわれています。今まであった職業がなくなったり、今は存在していない職業が生まれたりして、社会のあり方そのものが劇的に変わることになります。そのような社会で求められている力は、社会人基礎力といわれ、3つの能力と12の要素から成り立っています。簡単に説明しますと、一つ目の能力は「前に踏み出す力」です。自分から進んで物事に取り組み、さらに失敗しても粘り強く取り組み続けることが求められます。二つ目の能力は、「考え抜く力」です。わからないことや見つけた課題に対して、解決までの道筋を考え、そのなかで新たな価値を創り出すことが求められます。三つ目は、「チームで働く力」です。自分の意見をしっかりと相手に伝え、意見や立場が違うメンバーも尊重したうえで、目標に向かって協力していくことが求められます。
嵯峨中学校では、授業や様々な行事において、これらの力を育んできました。3年生の皆さんは、修学旅行で訪れた長崎に思いを馳せ、平和への願いを込めて「つなぐ 幸せの空に」という歌をつくり、3年生全員で合唱することで、周囲の人達に自分達の願いを届けました。さらに、もっと多くの人に自分たちの願いを広げたいと考え、長崎の方々にもこの歌を届けてくれました。先日、長崎原爆資料館の中村明俊館長様からお礼状をいただきました。皆さんの願いが長崎の多くの人の心に届いたのだと思います。まさに、このような発想や行動力が今後の社会の中で必要とされているのです。次のステージでも「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの力をさらに伸ばしてほしいと思っています。
次に、保護者の皆様に改めてお祝い申し上げます。お子達のご卒業、誠におめでとうございます。3年間にわたり、かけがえのないお子達をお預かりし、健やかな成長のために、教職員一同、懸命に努力をしてまいりました。時には不十分さを感じられたこともあったかと存じますが、本校教育に対しまして、深いご理解とお力添えを賜りましたことに心より御礼申し上げます。
最後になりましたが、ご来賓の皆様方に一言、御礼申し上げます。本日は、公私ご多用のなか、本校卒業式にご臨席賜り、まことにありがとうございます。嵯峨中学校では、これからも「地域とともにある学校づくり」を学校経営方針に掲げ、この地を担う人材を育成していきたいと考えております。今後とも本校教育推進のため、より一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
この3年間、皆さんは、「一生懸命はカッコいい」を合言葉に、妥協したり、あきらめたりしないで、頑張る姿を見せてくれました。社会がどのように変化しようとも、一生懸命頑張る姿は人の心を打ち、不易の価値があると私は信じています。卒業後も、何事にも一生懸命に取り組む人であり続けてください。
それでは、卒業生の皆さんが嵯峨中学校での学びを礎にそれぞれの人生を力強く切り拓かれることを確信いたしまして私の式辞といたします。
平成31年3月15日
京都市立嵯峨中学校 校長 小滝 俊則