学校日記

3月16日 「送辞」

公開日
2023/03/16
更新日
2023/03/16

学校の様子

 教室の窓から差し込む日差しにも、春の気配を感じることができるようになりました。本日、この通い慣れた思い出深い学び舎を巣立っていかれる第46期卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
 こうして先輩方の姿を目にすると、たくさんの思い出と感謝の気持ちが溢れんばかりに浮かんできます。
 二年前、太秦中学校に入学した私たちを、先輩方は優しい笑顔で温かく迎えてくださいました。待ち遠しかった中学校生活に期待を抱きながらも、小学校とは異なる環境に不安と緊張でいっぱいだった私たちに希望や安心を与えてくださったことを、今でも覚えています。年齢が一つ違うだけなのに、どれほど背中は大きく、大人に見えたことでしょう。三年生と関わってから、日に日にその存在の大きさを知っていきました。
 清々しい晴天の中行われた体育大会では、学年を超え同じ色のチームで「優勝」を目指して力を合わせました。応援歌を教えてくださったり、競技前に明るく声をかけて盛り上げてくださったりしました。応援団を筆頭に、先輩方の仲間を応援する声や笑顔が強力なリーダーシップとなって、学校全体が一つになったように感じました。
 太秦文化の日の学年劇では、気持ちのこもった演技にみんなが引き込まれました。このまま何も気にしないで生きていくと、百年後の地球はどうなってしまうのか、私たちが普段考えていないようなことについて考えを深める大切な時間になりました。今私たちのすべきことが確認できただけでなく、劇で面白おかしく表現されていて、さすが三年生と感動しました。
 合唱コンクールでは、限られた時間の中でも熱心に練習されていて、その歌声は違う校舎の私たちにも届いていました。学年発表の「大地讃頌」では、全員の息を吸うタイミングや肩の動き、目線など細かいところまでそろっていて、震え上がって来るような力強い声の安定感に、私たちは心を奪われました。一人一人が同じ方向を見て心を一つに取り組めば、感動が生まれるということを教えてくださいました。
 また、行事だけでなく日常生活で先輩方は様々なことを示してくださいました。部活動では、常に私たちの先頭に立ち、リーダーシップを発揮してくださいました。日々の練習を通して、仲間を切磋琢磨することや結果を出すたびに“何をすべきか”ということを学びました。目に見えるところでも見えないところでも、たくさんの人に支えていただいていることを実感し、感謝の大切さを知りました。先輩方は私たちに多くの見本を示してくださり、そんな先輩の姿が今でも目に焼き付いています。これから太秦中学校を引っ張っていく未熟な私たちですが、先輩方に教えていただいたことを思い出して、先輩方の姿に追いつけるように努力し、伝統を守りながらより良い太秦中学校を築いていきます。先輩方にとって、いつまでも誇れる母校であるよう、素敵な学校を目指して一生懸命頑張ります。私たちはみなさんの後輩として、この学び舎でともに生活し学んだことを心から誇りに思います。本当にありがとうございました。
 寂しさはつきませんが、いよいよ別れのときです。
 先輩方の目の前には、洋々たる可能性が無限に広がっています。自分の選んだ道が最良の道であると信じ、更なる高みを目指して進まれることを祈念いたします。例え大きな壁にぶつかっても、仲間と苦しさを分かち合い、様々な挑戦を繰り返した太秦中学校の日々を思い出して輝き続けてください。いつまでも応援しています。
 今後の皆様のご活躍と輝かしい未来を願い、私たち在校生からの送辞とさせていただきます。
                令和五年三月十五日 在校生代表