学校日記

『東山を西に見て』

公開日
2010/07/12
更新日
2010/07/12

校長室から

「行事が育てるやわらかな心」
 7月9日、午前中を使って球技大会が行われました。今回は5月の中頃から取り組んできたバレーボールです。校長室の窓から体育の様子を見て「この子ら、なかなか上手やん」と思っていました。そういえば、花山中学校と言えば、かつては男子バレーボール部も大変強かったと記憶しています。
 どのクラスも一生懸命に競技していました。普段は、50分間の授業に十分に取り組めない子たちも笑顔でコートに立ち、チームを引っ張っていました。仲間のミスに腹を立てることも非難することもありません。当たり前のことですが、とてもよいものを見た気がします。また、競技だから当然勝敗が決まるのですが、どのクラスも勝利にこだわりつつも、負けた方は負戦をきちんと受け入れていました。表彰式の時にも全員が拍手を送っており、見ていてとても気持ちが良かったです。
 競技が終了したのち、3年生の先生方の粋な計らいで、ベストメンバーと先生チームとの対戦がありました。私と教頭先生も先生チームに加わらせてもらったのですが、久しぶりに子どもたちと直に触れ合うことができ、実に楽しかったです。相手チームのメンバーは次々に入れ替わります。私たちと対戦することを心から楽しんでいるように思えました。生徒のチームにも先生チームにもそれぞれチャラける者も真剣にスパイクを打ち込む者もおり、見ている多くの者も十分に楽しめたのではないかと思います。1時間足らずの時間がとても有意義でした。
 今朝、いつものように各教室を見て回ります。3年生の階が、いつになく落ち着いているように感じました。廊下にいた先生方にそのことを伝えると「金曜日のバレーが効いているようです。」と私の考えを先に言いました。
 先日の「収穫祭」に続き今回の「球技大会」。子どもたちの心を豊かにする上で行事は欠かせません。また、その機会に私たちと子どもたちとの距離をグッと近づけることもできます。夏休み明けには体育祭や文化祭があります。行事を通して子どもたちを育て、生徒と教師との関係を強める場面は、今後もたくさん用意されているわけです。
 さて、9日から夏休み前の懇談会が始まっています。4月からの3か月余りを子どもたちが保護者の方と担任と一緒に見直す機会です。学習と部活動のことが話題の中心になるのでしょうが、是非、学年や学校の行事にしっかりと取り組めたかどうかも話し合ってほしいものです。学習や部活動の時の“引き締まった顔”は、中学生にとってもちろん大切です。一方で、行事の時に見せる“やわらかな表情”も中学生にはなくてはならないものだと思うのです。
 校長室の壁に子どもたちのスナップが何枚か張ってあります。どれも、その子たちが普段はあまり見せることのない“やわらかな表情”です。「この子たちにもこんな表情があるのだ」ということを忘れないために選びました。
 毎日、何度も壁に目をやります。そのたびにこちらの表情もやわらかくなるのです。