学校日記

Over the 東山〜新米校長奮闘記2〜

公開日
2015/04/07
更新日
2015/04/07

校長室から

「本 気」
 4月7日(火)午前9:27分,場所は花山中学校アリーナ(体育館)。
平成27年度第53回入学式が行われようとしていた。133名の新入生が入場を今か今かと待っている。身にまとうは真新しい大き目の通学服。
「新入生が入場いたします。皆様,大きな拍手でお迎えください。」
教頭の発する声とともに,吹奏楽部の演奏が始まる。学級のプラカードを先導に1組から順に2組,3組,4組そして6組と入場してくる。誰も下を向いていない。すべての生徒が,希望に満ちた活き活きとしたまっすぐな眼差しで前を見つめている。確かな足取りで保護者席の間を歩いてくる。
 「ただ今より平成27年度京都市立花山中学校第53回入学式を行います」「一同起立」
 133名がまるで練習をしていたかのように,息をあわせて立ち上がる。誰一人,みじろぎもしない。見事だ。
 「新入生,呼名」
 1年生担当教職員が入学生徒を呼名する。呼名された者は,その場に保護者に向いて立ち上がる。凛とした時間が過ぎていく。聞こえるのは呼名と返事のみ。
 「学校長,式辞」
学校長が,式辞を読み上げる。266の眼が,瞬きもせず学校長に注がれている。痛いくらいの視線だ。耳で聴くのではなく,目で聴いている。
 「新入生誓いのことば」
…これから新たに始まる中学校生活に大きな期待,そして少しの不安…新しい生活が始まることにワクワクする気持ち…先生方や先輩方に教えていただきながら,ここにいる133人の仲間と共に学びあい少しずつ成長していきたい…この3年間の中で,勉強や部活動のプレッシャーに負けそうになり…大切な友だちとけんかをしてしまう…その全てが3年後,立派な大人となって社会へと巣立つために自分に必要な訓練だと思って決して逃げずに立ち向かっていきたい…身につけたい力が3つ…何事にも精一杯取り組める力…決して諦めず最後までやりぬく力…共に学ぶ仲間を大切にする力…充実した中学校生活を送ることをお約束して新入生代表の言葉といたします。
 緊張しているのか,少し早口ではあるが,決して聞き取りにくいわけではなく,しっかりとした口調で語りかける。

『とことん本気の花山〜持ち味集団であれ〜』今年の学校スローガンである。入学式で早くも,新入生の本気を見たように思う。正直,驚いている。まずは,こんな素晴らしい生徒を送り出してくれた小学校へ,また,ここまで愛情たっぷりに育んでこられた保護者・地域の方々に感謝である。
 今思う。本気には本気で応えなければならない。教師として,とことん本気の学びを生徒に提供しなければならない。そんな想いを改めてさせてくれる入学式であった。