学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2013/02/04
更新日
2013/02/04

校長室から

「いざ、研発へ」
 「研究発表なんてとんでもない。ただでさえ忙しいのに、そんなん負但が大きすぎるワ。」かつて京都市内でも、校長が「指定を受けて研究活動をし、1年後に発表を行う。」などと言うと、教職員がそんな言葉で反対する中学校がたくさんあったように思います。「そんなんしたら、学校が荒れる。」生徒指導で大変な学校では、そうまで言われました。しかし、今の花山中学校に、そんな風に思う教職員は一人もいないでしょう。確かに、負担といえばそうかもしれません。学習指導案や研究報告冊子を執筆したり、学年道徳やローテーション道徳などの新しいことに取り組んでもきたからです。
 「この研究は、教科の授業にも活かせるし、自分自身のスキルアップにもなる。」研究推進委員長がよく言った言葉です。副委員長の一人はパネルディスカッションを成功させるために生徒と何度も打ち合わせをしてきました。以前、推進派と慎重派の議論が熱いと書きましたが、今は全員が推進派です。研究報告冊子の編集を担当した副委員長は、出来上がったばかりのそれを手に「ずっと自分のそばに置いておきます。」と感慨深げに言いました。
 研究によって生徒が変わり、教職員が変わり、教職員組織が変わりました。
 週末の研究発表会に向けて、今も職員室で準備をしている先生がいます。この感覚がたまりません。かつて勤務した学校で、初めての研究発表会の前日、身体はクタクタのはずなのに、誰一人として帰宅しようとしなかったことを思い出します。また、当時の校長先生がお礼の挨拶を述べておられるのを聞きながら、『ああ、終わってしまう。この瞬間がもう少し続けばいいのに…』と思ったことも今思い出しました。
 昨日、発表会に向けて取り組んできた最後の道徳の授業が終了しました。全クラスを見に行こうと教室を回り始めましたが、子ども達の発言や先生の発問に興味を惹かれ、ついつい一つひとつの教室に長居をしてしまいました。その夜『そろそろ寝ようか』と思っていた頃、そんな最後の授業を担当した先生から携帯電話にメールが来ました。この取組をしなかったら、道徳の授業をすることのない副担任の先生です。一部を抜粋します。
 「ローテーション道徳、最終回1−1でやりました。生徒たち数人が泣いていました。授業者も生徒たちも涙が出てしまう、そんな初体験をさせてもらいました。まだまだ研鑽に励まないといけませんが、校長先生のアドバイスがあり、何とかそれなりの形になったと思っています。ありがとうございました。ワークシートの中には、一番良かったと書いてくれているものもあり、自分のことを資料にするか悩んだり、苦労したことが一瞬にして吹っ飛びました。結局、いつも生徒たちに教えられ育てられているのは教師の方なんだなと感じ、生徒たちを心から愛しいと感じます。やっぱり道徳、大好きです。この気持に確信が持てたのは、校長先生がいらしたからです。感謝しております。花山に来られて良かった。記念式典まであとわずか。素晴らしい式典になるよう皆で頑張ります。」
 少々お手盛りな感じもしますが、そのまま掲載しました。