『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2013/02/04
- 更新日
- 2013/02/04
校長室から
「よい機会だと思って」
もう20年以上も前のことです。RV車の先駆けとしてワンボックスカーが流行し出し、30歳代後半の父親層に売れました。当時はバブル。よいものを作れば爆発的に売れた時代です。やがて、トヨタ社でミッドシップエンジンのスーパーチャージャーつき「天才たまご」と呼ばれるエスティマが開発されました。その流れるようなフォルムが何とも言えず斬新で魅力的に映りました。
2人目の子どももでき、それまでの自動車(初代アコードワゴン)ではやや狭く感じていた私は、その車を手に入れたくて仕方がありませんでした。ちょうどその頃、顧問をしていたテニス部が強くなり始めていました。「エスティマがあれば、子どもたちを連れてどこへでも練習試合に行ける。」そう思うと我慢が出来ませんでした。アコードの下取り価格が高かったこともあって、少々無理をしつつも一気に契約しました。翌年、家族でシンガポールに旅行した時、現地のガイドが日本車の中で一番欲しい車がエスティマだと言った瞬間、二人の息子が同時に私の方を見て笑ったのを今でも覚えています。
それから15年と9カ月が経ちました。走行距離は12万キロを超え、すでに地球を3周以上している勘定です。家族を日本中色々な所へ連れて行ってもくれました。
数年前からハイブリッド車が出始め、燃費のよいエコな自動車が増えてきました。そうなると、いくら高性能でパワフルだとはいえ、リッター6キロも走らないこの車は、どうにも非経済的な感じがするようになりました。「そろそろ乗り換えようか」そんな話が出ては消えてきました。一方同時に、乗り替えのタイミングを待っていたのも事実です。
とうとうその時がやってきました。今日を最後に長年付き合ってきた家族のような車と別れることになりました。今日は、帰りがどんなに遅くなってもアイツを洗ってやろうと思います。そして、その後は、2たりだけでドライブです。
さて、チャレンジ体験学習が進行中です。毎年この時期に生徒の働く姿を見るのが大変楽しみです。そこには学校では見られない姿もあるからです。
「へえー、この子、こんな表情するんや」「この子は、学校より毎日ここへ来てた方が活き活きしてるんやないやろか」事業所を訪れてよく思うことです。特に今年は、毎日学校へ来ることが難しい子が職場で頑張ってもいます。
もうひとつの楽しみが、生徒が職場で売っているものを買うことです。ラーメンを食べることもあればドーナツを買うこともあります。毎年ガソリンを給油しにも行きます。
そこで考えました。「チャレンジ体験の最中に車を購入してやろう!」密かに計画を練ってディーラーさんとも打ち合わせてきました。今頃は、明日納車する予定の自動車が、まさか私の家に届けられるとは夢にも思わず綺麗に磨いていることでしょう。
「なに、それ!?」そう言いながら、妻も反対はしませんでした。販売店にしても生徒にとっても、そして私たちにもきっとよい思い出になると思います。
※この文章は、昨日に書いたものです。
今日のサプライズに向けて敢えてアップするのを遅らせました。新車の納車は今日の午後です。