『東山を西に見て』
- 公開日
- 2011/01/11
- 更新日
- 2011/01/11
校長室から
「褒めて伸ばす」
左の写真は1月7日(金)の朝8時前に、本校校舎の4Fから撮影したものです。前夜からの降雪で路面の凍結が危ぶまれ、その日は自転車通勤を敢行しました。雪の舞う九条山を越えるために必死でペダルを踏みました。意外にもバイクで来るのと10分もかわりません。おまけに顔と指先以外、身体はポカポカと暖かくなります。『冬場はチャリ通もいいかな』と思ったぐらいです。そうそう、写真の話題でした。いい気分で学校に到着し、北方に目をやると、鏡山の雪景色を背景に、朝日を浴びて東海道線の電車がひっきりなしに行き交います。そして、目前のグランドではサッカー部と陸上部の生徒たちが元気に活動していました。何とも美しく活力に満ちた光景だと思い、4Fまで上がって撮影しました。カメラが良くないため、目に映ったままを残せないのが残念ですが…。
年末に紹介したクリスマスツリーに、その後の物語があります。
最終的にツリーは右の写真のようなアリサマになりました。枝におびただしい数の短冊が付けられたのです。『それは違うやろ?!』みな初めはそう思いました。でも、内容をよく見ると納得します。「志望校に合格できますように!」「残りの生活を友達と仲良く楽しめるよう」など、この時期ならではの言葉が下がっています。後になって聞いたのですが、女子たちによってツリーが飾られた翌朝、さっそく調子乗りの男子がそれを担いで廊下を走りました。「進路決定懇談の時期のピリピリした雰囲気を和ませたい」とある女子が短冊を付け、「我もわれも」とそれが増えていってからは悪戯をする者がなくなったそうです。ツリーが片付けられた今後は、模造紙に描かれたツリーにこの短冊が貼られる予定です。
ツリーは、12月27日の夕刻に一人の女子によって片付けられました。毎週校長室に花を生けに来てくれる女の子が、やってきました。「先生、花、花器と一緒に一旦家に持って帰るわ!」言うなり手際よく片付け始めました。年を越して一週間も放っておけないらしいのです。よく気の利く子だと思います。校長室に湯飲み茶わんが使ったままになっていると洗ってくれたりもします。花を片付け終わると、クリスマスツリーも片付けようかと言いました。別の子が短冊を絵のツリーに貼ろうとしている話を伝えると、微笑んで軽く頷き、丁寧に短冊を集めだしました。
短冊付きのツリーを考案した子と、生け花を片付けに来てくれた子。二人の女子は、苦手なことも少なくありません。これまで、親や担任の先生に心配をかけもしてきました。でも、“いい面”も本当にたくさんあります。じっくり話すとそれがいっぱい見えてくるのです。私のことで言えば、この子たちの“いい面”に気づけた時から関係が一気に好転したように思います。忙しい毎日の中で、なかなか難しいことでしょうが、子どものいい面をたくさん見つけ、それを褒めて伸ばす指導を心掛けたいものです。短冊の付いたツリーの写真を見て強く思います。