未来の中学生のために
- 公開日
- 2013/07/16
- 更新日
- 2013/07/16
校長室から
12日の金曜日,第1回目の大宅小学校での読み聞かせがあった。その前に小中の生徒会と児童会の交流会も行われた。中学校での生徒会についての説明があった。私は国語科であるので,話すときに大切なことは相手意識であるということを、常々言ってきた。誰に対して話をするのか,誰をねらって書くのかといった点である。そのことでいえば、生徒会長は単に質問を聞くのではなく,児童会を進める上で難しいことはなんですか,というような尋ね方をするなど,小学生が尋ねやすいような工夫をしていたことがよかった。
相手意識は本当に大切なことで,通常,原稿を書き,難しいところを,どう言い換えればいいのかを考えるのだが,そこがなかなか難しい。しかし,誰を対象にするのかといったことをしっかりと考えられるようになると,それは相手をおもんぱかる意識につながることとなるだろう。そこが大切なのである。
さて,読み聞かせであるが,前にもいったが,大宅の伝統といっていい。今の中学生も小学生の頃に,先輩の読み聞かせを聞いていたので,有志の生徒も多く参加してくれたものと思っている。山科図書館の宮崎館長からも,しっかりした取組となっていることにおほめをいただいた。
こうした生徒会と児童会の交流も含め,素晴らしい伝統が大宅小中の間であるのだが,この伝統をより発展させるためにしなければならないことは,前年通りという悪癖である。私はいつも言うことだが,どこか一つを見直せば,必ずや玉突きが起こり,大きくは変わらないが,変わっていくのである。そのことを以て,ぼくは改革ととらえればいいと考えている。大きな変化ばかりが変革ではない。少しの変化だが,大事に進めていくことで,誤りなく,着実に進化していくからである。もちろん大ナタを振るわなければならないこともあるが……。
それにしても,図書委員から1年生から3年生の有志も含めて大勢が未来の大宅中学生のために取り組んでいてくれることは,小中連携の実質的な賜物であると思う。各クラスへの本のプレゼントもしゃれている。生徒会と児童会の交流とともに,こうした広がりをさらに根付かせてくれることを願っている。