学校日記

修学旅行  60 終わりに

公開日
2014/06/07
更新日
2014/06/09

校長室から

 先ほど二泊三日の旅を終え,京都へ戻ってまいりました。3日間天候に恵まれ,子どもたちにも十分な感動が残ったことと思います。現地からの画像を教頭先生とPTAの方にアップしてもらいましたが,片手間に撮った写真は,子供たちの生き生きとした姿を100%伝えられないのが残念です。ぜひ,生の声でその様子を知っていただければと思います。
 
 下鴨中学校では初の伊江島での民泊体験でした。ゆるやかに流れる時間,高い透明度の青い海,まばゆいばかりの星空,人情味あふれるおっかあ,深夜まで続く民家の方との語らい……多くの思い出と仲間と一緒に過ごした実感が,将来のどこかでスイッチの入る貴重な財産になったことでしょう。
 ただ民家の方は,こうもおっしゃってました。「伊江島では終戦の直前に4千人ものひとが亡くなった。その後,米軍の手で滑走路や道路が整備され,沖縄本島に向けての不沈空母になった。話をしたけど,わからないよね」と。
 伊江島には今も基地があり,新たに米軍の通信隊施設が建設され,オスプレーも配備されています。自然や人の温かさ以外の部分にも目が向き,思いが及べばと思います。

 生徒諸君にお願いしたように,私自身も今回の修学旅行でしっかり見聞きしようと臨みました。おかげで日ごろの学校生活では伺えない,3年生の姿に触れることができました。挨拶や後片付け,イベントに取り組む姿勢,友人への心優しい声掛け…親しく接することの少なかった彼らのきちんとした様子に,たくさんの感動をもらいました。それも言われたからとかやらないと怒られるからというのではなく,そうすることが当たり前で,自然にそうできることに驚かされました。人としてすてきな部分を持っているのは,これまで先生や保護者の方に大切に育てられてきたおかげだと思いました。
 卒業までの9ヶ月あまり,しっかりと支えていきたいと感じさせられた修学旅行となりました。
                           山下 和美