学校日記

公開日
2009/10/13
更新日
2009/10/13

校長室から

 校門を入った北館の壁画が貼り変わった。今年の2年生が制作した校門付近を点描した作品で,友という字が浮き上がっている。毎年,文化祭では,2年生が壁画をつくり,地域の造園業者によって取り替えられる。学校にお手伝いができればということで,破格の取り扱いでやっていただいている。感謝の限りである。
 今年は,9日,金曜日の午後からの取り付けとなった。業者の方と2年生の先生方を中心に,他の教職員も手伝っての作業であった。休み時間など,生徒たちも興味をもって眺めていた。良かったと思うことは,明るい間,つまり,生徒が見られる時間帯に作業が行われたことだ。4時間ほどかかったが,自分たちの作品ではあるものの,地域の方や教職員の手を経て取り付けられるところを見せられたことである。百聞は一見にしかずというように,その苦労を知らしめることも大切である。
 昨今は,できる限り裏のことは見せまいとする傾向がある。親の苦労は見せればいい,教職員の苦労も見せればいい。それを見てマイナスにはならない。社会はいろいろな人の下支えで成り立っているのである。校門を飾る顔ではあるが,ここに至る経過を,とりわけ制作した2年生は知っている。毎日見ることによって,岡崎中学校への思いも高まっていくだろう。
 この壁画が変わることは,3年生の時代から下級生への時代へと移り変わっていく一つの象徴のように思える。3年生の「dream drive(夢を自分たちで運んで行こう)」は降ろされ,いよいよ一人ひとりが卒業に向かっての現実のスタートが切られたといってよい。3階の窓から,この作業を見ていた3年生になんとなく寂しげな様子が漂っているかのように見えた。