学校日記

読書は自分の考えを進化させてくれる

公開日
2020/05/08
更新日
2020/05/08

校長室から

 皆さん,おはようございます。今朝も校門のピンクの大きなバラが出迎えてくれました。バラの花言葉はとても多いのですが,ピンクは色の濃淡によっても花言葉が変わるそうです。本校のように桜のような薄いピンクのバラなら「誇り」だそうです。「ああ 学び舎に誇りあり」ですね。
 今日の言葉は,「読書は自分の考えを進化させてくれる」です。これは,以前にも紹介した元サッカー日本代表チームのキャプテンの長谷部誠さんの言葉です。長谷部さんは,『心を整える』という著書の中で,自ら実践する「勝利をたぐり寄せるための56の習慣」について書いています。その中には,「遅刻が努力を無駄にする」,「迷ったときこそ難しい道を選ぶ」,「目には見えない土台が肝心」「整理整頓は心の掃除にも通じる」などの名言がたくさんあります。そして,「読書ノートをつける」ということをあげ,読書が自分の振り返りの助けになっていると述べています。「試合に負けて気分が沈んでいるときも,逆に試合に勝って高揚しているときも本を読むと心が落ち着く。負けた後なら,乱れた気持ちを整えてくれる。勝った後には,浮ついた気持ちを抑制してくれる。」と語っています。読書は著者との対話,コミュニケーションです。長谷部さんは,読書することで著者の言葉を自分へのアドバイスと受け止め,振り返りを行い,自分を進化させているそうです。
 読書離れが叫ばれて久しいのですが,「『読書時間ゼロ』の大学生が過半数を超えた」という記事を見たことがありました。その中で,「本を読まなくても,ネットで文章は読んでいるからいいのでは…。」と言う人が出ていました。確かにネット上には,毎日膨大な量の情報が追加され,載っています。ただ, ネットで何か読もうというときは,じっくり向き合うというより,パッパッと短時間でより面白そうなもの,目を引くもの(キャッチコピーや画像も含めて)へ興味が流されていくのではないでしょうか。それに対して,読書は長谷部選手の言うように,著者との対話,自分との対話といったコミュニケーションをじっくりと行うことができます。また,読書で疑似体験をすることもできます。この疑似体験によって,ものの見方・考え方を深め,想像力を豊かにしてくれると思います。「読書は自分の考えを進化させてくれる」です。皆さん,ゆっくりと読書にいそしんでみてはいかがでしょうか。