学校日記

自分の弱さを知ってこそ,人は他人に優しくなれるのではないでしょうか

公開日
2020/04/23
更新日
2020/04/23

校長室から

 皆さん,おはようございます。今朝はきれいな青空ですね。ただ,西高東低の気圧配置のため寒気が入ってきているようで,肌寒いですね。体調管理には気を付けてくださいね。
 今日の言葉は,「強がってばかりいてもすぐに一杯になってしまいますし,自分の弱さを知ってこそ,人は他人に優しくなれるのではないでしょうか」です。この言葉は,長谷部 誠さんのものです。長谷部 誠さんは,元日本代表のプロサッカー選手です。2006年から代表引退を発表した2018年まで日本代表に選ばれ続け,キャプテンとしてワールドカップに3度出場し,ドイツ1部リーグにおける日本人最多出場記録を持っておられます。2019年にはドイツのサッカー専門誌選出のシーズンベスト11と,欧州サッカー連盟が選ぶヨーロッパリーグの優秀選手に選出されています。
 「強がる」っていうのは,なかなかしんどいことですよね。「弱い自分」を隠すために多くの労力がいりますからね。「人から指摘されたらどうしよう。」「失敗したらどうしよう。」といった不安に打ち勝つために,常に意識を張って,緊張していなければなりませんから。そこで,「自分の弱さを知る・認めることをしてみませんか」というのが今日の言葉です。人は誰だって強さと弱さを持っています。得意なこともあれば不得意なことだってあるんです。成功したこともあれば失敗したことだってある。完璧な人なんてそもそもいないのなんて当たり前です。どんなに優れた人でも,普段弱そうな仕草を一切見せない人でも,弱さはあるものです。自分が決断したことを実行できないこともあれば,「ここでひと踏ん張りしなければ…」というところで逃げてしまうということはあるものです。そんな自分を責めるのではなく,自分の弱さを認め,そこから何ができるのかを考えるということです。弱いことが分かったなら,それを一つひとつ改善していくにはどうすればいいかを考えてみましょうということです。
 弱さをも認めるということは,言うまでもなく別に自分に対するイメージを下げようとか,自分を卑下して考えようということではありません。弱さを認めることは,前進の第一歩です。弱さを知ることは強さにつながり,他の人にも弱さがあり,痛みがあることを知る,想像できる力をもつことにつながります。それは,他人に優しくなれる第一歩でもあると思います。自分のことを知るとは,長所や強さだけでなく,短所や弱さもはっきりさせて,それを認めるということです。いろんな自分を認めていくことで「そのままの自分でいていい。」「どんな自分も自分だ。」と思えるようになれば,自信も自然とアップしていきますよ。頑張れ! 九条中生,「高くはばたけ我が九条」。