学校日記

夜間部の「道徳の時間」の様子(2)!

公開日
2016/05/18
更新日
2016/05/18

道徳の時間

 4月25日(月)に、30分間の交流の時間を活用して、夜間部が道徳に取り組みました。以下の自作教材をもとに、時間は短かったですが、各自の考えを交流しました。B−(6) 思いやり、B−(7) 礼儀

 『それは、4月のある雨の日のできごとでした。多くの観光客で京都市内は賑わい、道路は混雑していました。聖子ちゃんは、お母さんに頼まれて、おばあちゃんの家へ手作りのお寿司を届けにいくためバスを待っていました。平日にもかかわらず観光シーズンに入った京都では、なかなかバスが来ないのがあたりまえですが、この日もなかなかバスが来ず、バスを待つ聖子ちゃんは、心の中でイライラしていました。
 やっとバスが来て乗ることができました。しかし、車内は混みあい空いている座席がありませんでした。おばあちゃんの家に近づくにつれて、一人また一人と人が降りていき、車内は少しずつ空いてきました。よく見ると、妊婦さんやお年寄りや身体に障がいのある人たちのためにある優先座席に若者たちと中年の女性が座り、杖をついたお年寄りが立っていました。もちろん、優先座席に座っている彼らから、このお年寄りの姿が目に入らないはずがありません。
 聖子ちゃんは、この光景を目の当たりにして心の中で思いました。「なんて厚かましい人たちだろう・・・お年寄りに席をゆずってあげればいいのに」と。そして、気付いているのに何も注意をしないバスの運転手と乗客たちに対して、とても腹立たしい気持ちが込み上げてきました。聖子ちゃんは、心の中で「なぜ、みんな見て見ぬふりをしているのだろう。早くだれか注意してあげて」と何回も思いました。
 もうすぐ、おばあちゃんの家の近くのバス停です。聖子ちゃんは、心の中でドキドキしながら思いました。「もう私が注意するしかないのか・・・」「でも、どう言って注意すればいいのだろう・・・」「中年の女性は怖そう、逆切れされないだろうか」(おばあちゃんの家の近くのバス停が見えてきた)』

 さて、「自分が聖子ちゃんだったらどうしますか?」という問いかけに、自分の考え記述して、交流しました。「お年寄りの手を持って、優先席に連れて行って、ごめんね、座らしてあげてという。」「優しい言葉で譲ってあげてとお願いする。」「バスの運転手に話しにいく。」「座席を譲ってほしいと頼みに行く。」などの意見がありました。同じような場面に出会ったときに、この道徳の時間に考えたことが役立つといいですね。