学校日記

「古典の日」から広がる本との出会い

公開日
2026/11/07
更新日
2026/11/07

学校の様子

本校図書館では、生徒の皆さんにさまざまな本との出会いを楽しんでもらえるよう、定期的に企画コーナーを設置しています。

夏休み明けには、7月に逝去された東野圭吾先生の追悼コーナーを設置しました。多くの生徒がその作品に親しみ、読書紹介の時間にも何度も取り上げられてきた作家だけに、足を止めて本を手に取る生徒の姿が見られました。

現在は、11月1日の「古典の日」に合わせた特設コーナーを展開しています。

「古典の日」は、国民が古典に親しみ、心豊かな国民生活や文化的で活力ある社会の実現を目指して制定された記念日です。11月1日という日付は、『源氏物語』がすでに存在していたことを示す最古の記録が、紫式部の日記『紫式部日記』の寛弘5年(1008年)11月1日の記事に見られることに由来しています。

「古典」と聞くと、古い文学作品を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、法律では文学だけでなく、音楽、美術、演劇、伝統芸能、生活文化、思想や学術など、長い年月を経て受け継がれてきた幅広い文化を「古典」としています。

実は、私たちの身近な文化にも古典とのつながりがあります。例えば、現在の漫才は、正月の祝い芸能である「万歳」をはじめとする伝統芸能をルーツとしています。また、「自由」「哲学」「科学」「民主主義」といった言葉が日本語として定着した背景には、古典的な漢文や漢籍に親しんだ先人たちの知恵がありました。普段当たり前のように使っている言葉や楽しんでいる文化も、長く受け継がれてきた古典の上に成り立っているのです。

図書館の特設コーナーでは、『源氏物語』をはじめとする古典文学や、日本の伝統文化、歴史に関する本を紹介しています。普段はなかなか手に取る機会のない本も、この機会にぜひ読んでみてください。古典を知ってから現代の作品に触れると、新しい発見や見方が生まれるかもしれません。

また、図書委員会による企画コーナーや、教頭先生おすすめの本コーナーなども設置しています。

東野圭吾先生の新作を読むことはもうできません。しかし、図書館にはまだまだ知らない世界との出会いがたくさんあります。一冊の本との出会いが、新たな興味や学びにつながることもあります。ぜひ図書館に足を運び、多様な本との出会いを楽しんでください。