学校日記

10月20日 中学1年 国語 読書スピーチ

公開日
2026/10/21
更新日
2026/10/21

学校の様子

10月20日、1年生の国語では第2回読書スピーチが行われました。

5月に実施した縦割り読書スピーチでは、上級生の発表を聞き、多くの刺激を受けた1年生たち。今回の読書スピーチでは、その経験を生かし、一人ひとりがより工夫を凝らした発表に挑戦していました。紹介する本の内容だけでなく、自分が心を動かされた場面や言葉を交えながら語る姿からは、この半年間の成長が感じられました。

この日の発表では、Iさんが天沢夏月さんの『ヨンケイ!!』を紹介しました。伊豆大島の高校陸上部を舞台に、4×100mリレーに挑む高校生たちの姿を描いた青春小説です。

Iさんは作中の

「終わりよければすべてよし、なんて言葉、終わった瞬間にはくそくらえって思うさ。けど終わるまでには、それに縋ったっていいだろう?」

という一節を取り上げました。そして、全力で走り抜けても一瞬で終わってしまうリレーのはかなさと、限られた時間の中で懸命に輝く青春のはかなさとが重なる点に、この作品の魅力があると紹介してくれました。

また、Hさんは微炭酸さんの『勝手に覗いて幻滅すんなよ』を紹介しました。この作品は、ある日突然スマートフォンの中身が入れ替わることをきっかけに、誰にも知られたくない秘密が次々と明らかになっていくミステリー作品です。

Hさんは、

「どうして一色だと綺麗なのに、混ざり合いすぎるとこんなにも汚い色になってしまうのだろう。」

という一節を引用し、一人ひとりが抱える秘密や思いが複雑に絡み合うことで、それまで平穏だった人間関係が少しずつ崩れていく様子が印象的であると紹介してくれました。

聞いていた生徒たちも熱心に耳を傾け、それぞれが本の世界に思いを巡らせていました。読書スピーチは、本を読む楽しさを共有するだけでなく、自分の感じたことや考えたことを言葉にして伝える力を育む貴重な機会となっています。

紹介された本の魅力はもちろん、印象に残った一節を通して作品の世界観やテーマを伝えようとする姿からは、生徒たちの読書の深まりを感じることができました。今後もさまざまな本との出会いを通して、生徒たちの読書の世界がさらに広がっていくことを期待しています。