失敗のススメ
- 公開日
- 2013/06/26
- 更新日
- 2013/06/26
学校の様子
今日は、朝から梅雨らしい空模様となりました。生徒諸君にとって、過ごしやすい一日となればよいのですが。
2限目に、1年C組で教育実習生の研究授業がありました。教科は技術・家庭科です。今回の題材は「衣服の選択と手入れ」。衣服の選択や補習など、生活する上で欠かすことのできない知識だと思います。
授業を参観しながら、東大で機械工学を教えておられた畑村洋太郎先生の言葉を思い出しました。
「失敗には、許される失敗と許されない失敗がある。
許されるのは、新たなことにチャレンジした失敗。
許されないのは、不作為の失敗。やるべきことをやらなかった失敗。」
畑村先生につきましては、「失敗学のすすめ」の著者としてご存じの方も多いと思います。先生は常々「日本社会には、失敗を恐れ、失敗を恥じ、失敗を隠そうとし、失敗に学ばないという欠点がある」と主張されています。こうした問題意識があるため、講義において、最初はあえて学生に手本を示さずに課題を与え、挫折を経験させるそうです。すると学生の勉学に対する態度が変わり、習得した知識の応用も利くようになると述べられています。
実習生の授業は、決して「上手い」とは言えないかもしれません。しかし、そこでの失敗を通して、きっと多くのことを学ぶはずです。その授業を受けている生徒諸君も然りではないでしょうか。懸命に伝えようとする実習生の姿を見て、何かを感じるはずです。
他人の失敗を咎め批判することはたやすいことですが、その失敗をある程度受け止め、許容することができなければ、将来グローバルリーダー足ることは難しいでしょう。われわれ大人も、周囲の「失敗を許す」ことを心がけたいものですね。