1.教科の概要・ねらい
国語科は,言葉を使って心情や考えを理解したり,表現したりする能力を伸ばす教科です。国語の力は,国語科の教科の学力にとどまらない,他の教科の学習や,道徳,エンタープライジングA,生徒会活動などの課外の活動にも生きるものであり,さらに将来にわたって,論理的な思考やコミュニケーション能力に結びつくものです。
国語科の授業には、話すこと・聞くこと,書くこと,読むことの活動があります。それらに対して,自分の言葉の感覚を研ぎ澄まし,技をいっそう磨くような気持ちで取り組むことが大切です。
どの活動にもやる気をもって積極的に臨まなければなりませんが,やる気とともに,言葉に関する知識も必要です。つまり,意欲,活動,知識の3つがそろって初めて,大きな前進をすることができるのです。
2.授業への参加の仕方
授業は言葉の技や感覚を磨く場です。話すこと・聞くこと,書くこと,読むことのどの学習活動も,自分が「する」ことが大切です。
よく,国語科の問いには正解がない,と言われますが,国語科の問いにもちゃんと正解はあります。他の教科とちがうのは,その正解を暗記しておくことが他の教科ほど重要ではない点です。計算問題を,出た答えを暗記するためではなく,計算の技能を高めるためにやっているのに似ています。国語科でも,理解したり表現したりするときに,目や耳や頭や手や口を働かせることが大切です。美術の授業で,先生があなたの白紙に優れた絵を描いて下さってそれをなるほどと思って見ていてもほとんど何も身につかないでしょう。国語科の授業も,「受ける」のではなく,参加・活動する場です。
盛んに活動する一方,暗記すべきことはしっかりと暗記しましょう。いかに活動が活発にできても,覚えるべきことが身についていないと,中学1年生が発した言葉と,高校3年生が発した言葉にちがいが生まれません。これでは成長がないことになってしまいます。さまざまな学習活動のために,また,学習活動を通して,理解や表現の能力と,必要な知識は身につけなくてはなりません。
参加・活動の仕方には,自分だけで熱中する,グループで活動する,発表する,説明や発表を受け入れる,などの型があります。どの型の学習にも習熟しましょう。
3.家庭学習
一つのまとまった学習活動が終わったときに、次の学習活動についておおまかに説明します。その説明の中で、次の授業までにしてほしいことを伝えます。また,ある時間の活動から出発して,帰宅後,じっくりと取り組むのが効果的な課題もあります。
これらの指示がなくても,読む教材なら,漢字の読み,言葉のまとまり,文章の調子,作者・筆者が強調したい点などに注意して,明瞭な音声で読めるようにすすんで練習しておきましょう。
漢字,語句の意味・用法,言葉の科学(文法など)など身につけなければならない内容は授業で示しますが,時間をかけて暗記する時間は,授業中に設けることはできません。家庭学習で取り組んで,Bラインテスト(漢字など),定期テストなどに臨んで下さい。
長期休業中の家庭学習課題は,計画的に進めましょう。