学校日記

12月10日(木) 寂しくなりました

公開日
2009/12/11
更新日
2009/12/11

学校の様子

 校下の小学校で,池の改修をされるため,大きな鯉を3匹お預かりしていました。金・銀・黒の立派な鯉でしたが,本日,池の改修が終了したことに伴い,元気な姿で無事に小学校へお返しすることができました。
 
 鯉がやってきた当初は,しっかり育ってくれるだろうか,いたずらされたりしないだろうか,無事に里帰りをさせてやれるだろうか・・・などと,実際は気をもむことばかりでした。しかし,先生達のそんな心配をよそに,本校の生徒達は彼らを温かく見守ってくれ,鯉を話題に池の端での会話も弾み,中には私設のコイ委員会を立ち上げ,えさやりなどを手伝ってくれた人たちも出てきたくらいです。
 
 春に用務員さんがきれいにしてくれた池。そのおかげで生き物が住めるようになり,鯉がやってくることになりました。そしてそのことが,実は鯉だけではなく,生徒達の胸の内に,生き物をいとおしむ温かくて,美しい気持ちも運んでくれることに繋がったのです。
 
 でも,その鯉はもういません。生徒達は明日気付くことでしょう。それに気付いた時の生徒達はどんな気持ちでいるのでしょう。いや,気付かない人もいるかもしれません。最初から気に掛けていなかった人達もきっといることでしょう。
 
 だけど,授業で教室を移動する度に池をのぞき込んでは,いつものようにいる鯉を見て安心して駆けだしていく生徒,鯉の成長を願って先生と一緒にえさやりをしてくれていた生徒,それまではあまり寄りつくことがなかった池なのに,なぜか友達と話しをする時に池のそばを選んでしまうようになった生徒。そういった生徒がたくさんいたことを鯉が一番知っていたのではないでしょうか。
 
 鯉がいなくなって,また池は寂しくなりました。でも鯉たちは,住み慣れたもとの小学校で,きっといつまでも元気に泳ぎ続けることでしょう。そして,今度は,今いる金魚たちを立派に育ててあげられるように温かく見守ってあげてください。お願いします。
 それにしても,あの出目金はどこへ行ったのでしょう・・・・。