学校日記

学校だより「轍」8,9月号より

公開日
2020/08/24
更新日
2020/08/24

校長室より

 これまでで最も短かった夏休みが終わり,二学期がスタートしました。まだまだ新型コロナウィルスの脅威は衰えませんが,子ども達にとって,たくさんの行事を体験する中で,一番心が揺さぶられ,体も心も大きく成長する学期です。万全を期しながらも様々な教育活動に取り組んで参りたいと思いますので,どうかご理解・ご協力の程,よろしくお願い申し上げます。

 さて,夏休みの直前7月末から8月の初頭にかけて,京北にもコロナ禍が流入し,多大なご心配とご負担をおかけしましたこと,心よりお詫び申し上げます。現時点では何とか連鎖を断ち切ることが出来ましたが,改めて様々な教訓も得ることが出来ました。

 今後の教育活動に際して,感染の可能性を完全にゼロにするためには教育活動を全て停止するしか無く,それは現実的ではありません。本校は京都市教育委員会が示すガイドラインに本校独自の判断も踏まえて(市の基準より厳しくすることはあっても緩める事はありません),さらに安心・安全が担保された中での教育活動を実施していく所存です。すでに連鎖は断ち切ってはいますが,念には念を入れ,夏休み中の全ての部活動を停止し,練習試合も当面は不可としています。幸いなことに,今回の一連の出来事の中で,教室内やバス内での感染は生じていません。とりわけ校内における感染予防の対策,三密を避ける事,対面の会話を避ける事,うがい・手洗いの徹底,毎日の全教室・教具の消毒が,ある意味,効果があったのでは無いかと感じています。地域・保護者の皆様がご来校頂いた際にも,何かとご協力頂いたことに心より感謝申し上げます。生徒のみなさんもこれまで以上にこれらの対策に取り組んでいってもらいたいと考えています。

 一方,実際に感染やPCR検査の対象となられた方や,ご家族の皆様には大変つらい思いをさせてしまいました。私の周りの教職員や,私自身においてもそういう状況が身近に感じられました。その中で,感染防止の取り組みに留めてはいけないと感じたことがありました。当事者やその家族への十分な説明や居場所,社会は,下手をするとそうした方を排除したり隔離したりしてしまう危うさを内包しているのでは無いかということです。もちろん,感染者や濃厚接触者は時として一定の医学的な隔離が必要な場合もあります。しかしそれらの方々にも家族があり,生活があります。言われ無き排除は差別につながります。

 コロナ禍に対してのたたかいは,敵はウイルスそのものであって,決して人間では無い事,できる限りの知識と知恵と教訓と実践を持ってウイルスに立ち向かっていく事,そして理性と正義の心を失わず,人に優しい社会を創造する事,それが実現する未来を共に創っていきたいと思います。

<追記>
 本号から学校だより「轍」を地域の委員さんのお力をお借りし,全戸配布することになりました。地域に愛され,地域に育てられる学校を目指し,学校の様子を丁寧にお伝えしていきたいと思いますので,今後ともよろしくお願い致します。