☆6年生 脱線だらけの歴史の部屋☆
- 公開日
- 2020/05/20
- 更新日
- 2020/05/20
6年生の部屋
今回も『平清盛(たいらの きよもり)』について書いていきます。
『平清盛』は,「武力」と「天皇とのつながりの力」を手に入れたことに加えて,「お金の力(経済力)」も手に入れようとしていました。
『平清盛』は中国大陸にある「宋(そう)」という国との貿易を進めました。これを『日宋貿易(にっそうぼうえき)』といいます。
『平清盛』は,日本で採れた金や銀などを「宋」に輸出することで,たくさんのお金を手に入れることができました。お金をいっぱい持っていたことで,「平氏(へいし)」の力はどんどん強くなっていきました。
この『日宋貿易』は,船を使った貿易でした。しかし,当時貿易で使われていた船は,現在の船よりも転覆(てんぷく)【ひっくり返る】しやすかったので,中国大陸へ向かう時には,転覆しないように重りとして船の底に日本で採れた木材をのせて海を渡っていました。
ちなみに,この木材は輸出品の金や銀といっしょに向こうで売ってしまいます。
日本へ帰る際の船の重りとしては,「宋」で使われていたお金,「宋銭(そうせん)」を船の底に敷き詰めて帰ってきていました。こうして大量の「銭(お金)」が日本に入ってきました。
当時の日本では,「銭(お金)」を使って取り引きをするよりも「絹」などの「物」で取り引きをすることの方が多かったので,「宋銭」の輸入は,「銭(お金)」を使った取り引き方法の便利さに気付くきっかけとなり,急速に日本で「銭(お金)」を使った取り引きが増えていきました。
こうして日本が,「宋銭」を使って買い物などができる世の中になればなるほど,『日宋貿易』を進め大量の「宋銭」を持っていた『平清盛』の「お金の力(経済力)」は強くなっていきました。