学校日記

1年国語・研究授業から

公開日
2010/11/24
更新日
2010/11/24

校長室から

 今回の研究授業では,指導講話をして頂く講師の先生として,京都女子大学教授・京都女子大学附属小学校長の吉永 幸司(よしなが こうし)先生にご来校頂きました。
 この日の授業と関連させながら,国語教育についてのお考えを豊富な実践をもとに話して頂きました。穏やかな口調で話を続けられる吉永先生。分かりやすく軽やかに話して頂いたので,時間があっという間に過ぎてしまったような気がしました。
 しかし,先生のお話の中身はずっしりと重く,私たちの日々の教育実践の質を改めて問い直さずにはいられませんでした。

○国語の授業を上手にやろうとしているだけでよいのか。国語で勉強したことがしっかりと,子どもたちのくらしで生きているだろうか。けがをした子どもが,保健室で黙ったまま,その時の状況すら伝えられずにいる。これではいけない。国語の授業でしっかり話せるようにしなければいけない。国語の授業を通して,子どもたちに「伝える力」「伝えあう力」を育てていきたい。
○少しも話しておらず,少しも書いていない授業に出会うことがある。子どもの言語活動の量を保障しよう。学校でしっかりと勉強したことを家で語るくらいでないといけない。学校でできなかったことを家へもって帰るのではなく,学校でできたことを家へもって帰らなければならない。
○ほとんどが聞く活動に終わっていることもある。聞く活動が意味をなすのは,他の活動と組み合わせられた時である。書かせていると時間がもったいないという先生がいるが,それはおかしな話だ。書く活動で言えば,例えばノート指導には、手間と時間がかかる。しかし,それが教育なのであって,それだけ手間と時間をかける値打ちのあることなのだ。
○子どもの言語生活を創る。国語の教室を創る。そのためには,当たり前のことではあるが丁寧に教えなければならない。子どもの名前を正しくしっかりと呼ぶことや,丁寧な言葉を使って語りかけることを大切にしたい。

 豊富なお話の内容をここで全部挙げることはできませんが,本当に心にひびくお話をして頂きました。吉永先生有難うございました。下鳥羽小学校は,今後も継続して吉永先生にご指導を頂く機会があればと思っています。