学校日記

「松陽小を花いっぱいに」 〜 読書は心の栄養 〜

公開日
2010/06/30
更新日
2010/06/30

校長室から

 梅雨の頃に鮮やかな色で私たちの目と心に安らぎを与える「紫陽花(あじさい)」。その名前をとって松陽小では「あじさい読書まつり」と名付けた読書教育活動を行っています。本年度は6月21日から7月2日までです。この期間には,高学年の児童が低学年の児童に本の読み聞かせをする「やさしさ宅急便」や図書ボランティア児童による取組があります。そしてもう一つ,朝の読書タイムの時間に教員が担任以外の学級に読み聞かせに行く「全校交流読み聞かせ」があります。6月23日(水)・29日(火)の2日間行いました。
 
 さて何を読もうかと教員それぞれが悩みます。ある者は図書室から本を選びました。ある者は家からお気に入りの本を持ってきました。私も1年生のクラスで読み聞かせをすることになりました。いろいろの本が頭の中で浮かびました。でもなかなか決まりません。悩んだ果てに一冊の絵本を選びました。「花さき山」です。
 このお話は,民話風の物語です。花さき山に山菜をとりに来たあやは,やまんばと出会い,花さき山の花のひみつを聞きました。絵本から紹介しましょう。

「この 花さき山 いちめんの 花は,
 みんな こうして さいたんだ。
 つらいのを しんぼうして,
 じぶんのことより ひとのことを おもって
 なみだを いっぱい ためて しんぼうすると,
 その やさしさと,けなげさが,
 こうして 花になって,さきだすのだ。」
      (斎藤隆介・作 滝平二郎・絵)

 教室に入り,袋から「花さき山」の絵本を出そうとした瞬間,「花さき山や!」とある男の子が叫びました。絵本が袋から5センチぐらいしか姿を現していない時です。この子は以前にこの本と出合い,表紙の絵の一部を見た瞬間に「花さき山」の世界を思い出したのでした。
 
 本年度松陽小学校は,国語科を中心にして子どもたちの言語能力を育てたいと考えています。文章を筋道だてて読んだり,自分の考えを相手に適切に伝えたりする力を伸ばしたいのです。そのための土台のひとつが,読書です。
 読み聞かせを終えてしばらくして,校長室の前で1年生の女の子が「校長先生,花さき山おもしろかった。」と言ってくれました。
 「花さき山」の絵本は,今校長室に置いてあります。「花さき山」のように,優しさとけなげさから生まれる花がいっぱい咲く松陽校にしてみたいです。