校長室より9
- 公開日
- 2010/03/17
- 更新日
- 2010/03/17
校長室から
校長室より
校長 吉川 栄一
雨が訪れるたびに温かくなるといわれているこの季節です。でも,いやに雨が続いたり4月の陽気や大寒波だったり,なんだか変な弥生3月です。「3月は,冬を父に,春を母に生まれた。」と絵本作家の永田萌さんが言っていますが,ハッキリしない優柔不断の神様とやたらと陽気で気まま神様から生まれたような3月の気候です。
学校の梅は,とっくに満開を過ぎ,桜は,この雨でグ〜ンと蕾をふくらませました。その蕾に向かって,「急いではいけません。入学式に活躍しなさい。」と日々言いきかせています。桃色の3月は,桃の節句から始まり梅・桃・桜と順に咲いていきます。何故この順なのかは,さて置いて「春は桃色」松陽の春はもうすぐです。
先日松陽校の子どもたちが,長年お世話になっている「絵本を楽しむ会」の皆さんに,恒例の読書会「お楽しみ会」を開いていただきました。出し物は,エプロンシアター「ジャックと豆の木」,大型紙芝居「まあちゃんのながい髪」(低学年)「王様と九人のきょうだい」(高学年)でした。全学年ですから,6回の公演です。お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。子どもたちは,「おもしろかった。」「おもしろかった。」の連発です。
会の皆さんからも,嬉しい言葉をいただきました。「どの学年も静かに聞いてくれて,とてもやりやすかったですよ」「どの学年も,いちばん聞いてほしいところで,目を光らせて聞いてくれた。」とのこと。残念ながら,私は,他の仕事でその場に居合わせなかったのですが,職員によると「子どもたちは,お話の中に引き込まれて夢中で聞いていた。」と報告を受けました。それらの様子を聞いてとても嬉しくなりました。お褒めいただいたことも勿論嬉しいことなのですが,子どもたちが話の中に没頭できることが,嬉しいことだったのです。
先日の朝会で,「校長先生が,今年心に残ったベスト5」の一番に,「この一年で人の話を上手に聞くことが,できるようになった」ことをあげました。いい加減に話を聞いたために誤解からケンカになったり,内容が分からず多動になったりする事があったのですが,目を輝かして聞ける力が付いてきたんだなと感じるのです。
朝会では,「聞く」ことは「力」であり,「聞く力」がつくと「話が解り」,「自分の思いが湧いてきて,考える力につながります」と展開しました。「聞く力」の大切さは,子どもたちの心に伝わったのではないかと感じています。
10日(木)に「6年生を送る会」がありました。
6年生の卒業を前に,児童会が中心となって進めてくれました。1年生から5年生,コスモス学級までが,6年生に向けて送別の出し物を披露してくれました。どの学年も心のこもった出し物ですばらしいものでしたよ。6年生はお返しに,うつくしい歌声を聞かせてくれました。「さすが6年生だなー」と下級生たちは感じたことでしょう。司会の児童,代表で言葉を言う児童たちは,自分の感想を交えながらしっかり話ました。
どれも満足のいく内容でしたよ。何人かの保護者の方が,参観されていましたが,きっと同じ感想を持たれたのではないかなーと思います。
花壇の前に座って花の世話をしていると,一人二人と子どもが寄ってきます。(そんな時の私は,クモが巣を仕掛けて待っているような気持で「きたぞ,きたぞ」っと,ほくそ笑むのですが)決まって,「何してんの?」と,聞いてきます。
私は,少しそっけなく「何してるように見える?」と。
せっかくの子どもたちの挨拶を無駄にしないように,やや絡まって返すのです。
「お花はね,こうしないと元気にならないんだよ。」周りの草を取ったり,枯れ花をちぎったり。そのうちに,一緒にやりだすと,こっちのものです。お話し好きの子は,一人で喋ってくれます。昨日の晩御飯のメニューから,お父さんとお母さんのケンカまで教えてくれるのですよ。(気をつけましょうね。子どもは,親の様子をしっかり観察しています。かといって,校長先生に何を聞かれてもしゃべるなと口止めしないでくださいね。)
時々,こんな楽しい時間を,子どもたちにもらっています。
ボランティアについてのお願いです。
図書ボランティア・環境ボランティアを保護者・地域の皆様から募集します。
今,毎週火・木曜日の週に2日の放課後に図書ボランティアさんによる図書室解放を実施しています。人数が,もう少し増えれば,安定した活動ができます。子どもたちの様子を見ていてくださり,本の貸し出しをお手伝いいただきたいのです。年齢は問いません。時間も空いている時間に協力いただければ嬉しいです。月に1回でも歓迎します。
先日,図書室に木製の香りのするあたらしいテーブルと椅子,書架が入りました。図書室の環境づくりにも力を入れたいと思います。どうか,連絡をください。
環境ボランティアも同様に,募集します。プール横の畑を中心にビオトープの草取りなどに力を入れてきました。空いた時間に来校していただき,活動してもらえれば幸いです。奮ってご応募ください。
お礼
学校は,子どもたちの学習する力を培い,生きる力を育てていきたいと考えてきました。それぞれの性格を持ち,多くの人数の中で活動するのですから,社会性も育まなければなりません。教職員が一つになって努力してきたのですが,まだまだ多くの課題が残されていると感じています。保護者の方々の深い理解と協力・支援を受けて,年度を終えようとしています。また,地域の方々の温かい眼が子どもを守ることを実感した一年でもありました。子どもの教育は,学校だけではできません。家庭の努力だけでもできません。地域の皆様の支援を受けながら,学校と家庭がそれぞれの努力を合わせて協力しなければならないと考えています。そんな松陽小学校に,少し少し近づけたのではないかと感じているのです。すべての皆様がたの,心温まる応援に感謝いたします。
ありがとうございました。