学校日記

校長室より6

公開日
2009/10/01
更新日
2009/10/01

校長室から

校長室より               校長  吉川 栄一

 あの暑くて体が溶けてしまいそうな夏が過ぎると,9月は思いのほか速く過ぎてしまいました。期待していた玄関の緑のカーテン(朝顔)は,散々たるもので葉は繁らない・花は咲かない・途中で枯れると三拍子がそろってしまいました。灼熱の夏日(なつび)にも水を欠かさず,適度に液肥も与えてきたのに。「種が悪いんとちがうの?」と種のせいにしてしまう始末です。ものの本によれば,『植物は正直です。育てられなかった理由は,どこかに原因があるのです』とのこと,人のせいにせず,自分のしたことを振り返ることから始めなければ来年の花は咲かないようです。
学校のビオトープに「ムラサキシキブ」という低木があり,いま気品を漂わせながら紫色の実が,たわわについています。もちろん平安時代の紫式部の名から,清楚な美しさにたとえてつけられた名前だそうです。昔はムラサキシキミと言われたのですが,平安作家の名にからませて「ムラサキシキブ」となったのでしょう。シキミは,たくさんの実が重なった状態をあらわしている言葉だそうです。9月に咲くキキョウの花,10月のムラサキシキブの実,深まる秋に向けて紫が似合いそうです。
 
インフルエンザ
 9月に入り新型インフルエンザの集団感染が,全国的に報道されるようになりました。京都市においても学級閉鎖を実施する学校が,続いています。松陽校は,9月の連休前からインフルエンザと診断される児童が増え,24日には全校で13人が欠席しました。そして,感染拡大防止のために6年生のひとクラスを27日(土日曜を含む)まで学級閉鎖を実施したところです。
 さいわい,その後の6年生の拡大はなく,全校的にも数人がり患しているものの,拡大を予想される事象は今のところ見られません。教育委員会や保険所の指導は,「学級で1名インフルエンザと診断されたからと言って学級閉鎖の対応は必要ないが,多くの児童が免疫を持っていないために感染の拡大が懸念される」とあり,弱毒性でもあり毎年のインフルエンザの考え方にて対応していきますが,拡大防止のため学校行事,部活動・集会活動等の全校の子どもが集まる取組の延期や中止は必要に応じて実施していきます。同時に児童には,感染予防のため手洗い・うがいの励行と体調不良における咳やくしゃみのエチケットマスクの使用等を指導していきます。ご家庭でも,上記のことをご理解いただいて共同して指導していただければ幸いです。同時に,栄養・休養・睡眠を十分取ることが免疫力を高めるのにつながることから,毎日の生活づくりもお願いします。熱がある時などは,無理をせず休ませてやってください。なお,り患回復後に出席される際には,必ず医師からの登校許可をもらい配布用紙に必要事項を記入して学校に届けてください。

 野外学習「みさきの家」                            
 9月27日〜29日の3日間,4・5年生合同で三重県の「みさきの家」に野外学習に行ってきました。約200名の子どもたちが,「みさきの家」を貸し切り状態で伸び伸びと行動してきました。異学年の合同活動は,とっても難しいところがありますが,5年生が4年生の面倒を見たり4年生が5年生の行動を見ながら刺激を受けたりと単独学年にはなかった効果も出た活動でした。4年生の中にはホームシックになったり,初めての子どもだけの宿泊にかなりの興奮を示したり,なかなか眠れない初日を過ごしましたが,2日目はほとんどの子どもがぐっすり寝たせいか熱を出す子どももおらず元気に帰ってきました。
 2日目の夜に雨が降り計画を一部変更しましたが,子どもたちはとても頑張った3日間でした。でも,課題はいくつかありますよ。次に何をするかが分からない子(しおりや計画表に大きく書いて張り出してあるのですが)。時間通りに行動ができない子。荷物の整理がうまくできない子。いつも周りの大人に世話をしてもらい,自分ひとりで行動していくことが少ない生活から,何もかもが一人でしなければなりません。自分で考えて行動できるよう練習していくことが必要ですね。4年生にとっては苦しい3日間でしたが,大きな楽しさも一杯あって思い出に残る行事になりました。何はともあれ,インフルエンザも姿を見せず,怪我もなく帰ってきたことが何よりでした。

 前期終了と通知票
 10月9日は,前期の終業式です。保護者や地域の方には,なかなか耳に定着しない前期・後期の二期制も7年目をむかえます。春・夏・秋と季節をまたがった1学期で,学校行事も入学式・修学旅行・運動会・自由参観日・夏休み・土曜参観日・みさきの家と大きな行事が目白押しでした。1年生も行事に加え,学校生活に慣れることと学習活動を積み上げること等とてもハードな毎日をよく頑張りました。
 終業式には,通知票を持って帰ります。子どもたちは,学校で学習を積み上げています。「よい・わるい」という見方でなく,頑張ったところやこれから頑張るところを共に考えてあげてください。小言では解決できませんね。子どもたちは,学習をし始めたばかりです。そのための支援と家庭の環境づくりは,保護者の方がしていただきます。よろしくお願いします。