学校日記

校長室から

公開日
2012/06/01
更新日
2012/05/31

校長室から

金環日食に思う 
  〜 自らの輝きを〜 
      校長 牧野雅彦

 5月21日の朝6時30分頃から始まった一期一会の宇宙のドラマ。

 松陽小学校に7時頃に到着すると,運動場に降りる階段の上で,ある担任がカメラで撮影を始めていました。

「カシャ カシャ カシャ」

シャッター音だけが,静かなグランドに響き渡りました。刻々と欠けていく太陽。辺りが暗くなり,夕刻の様な柔らかな陽射し。  
 ダイヤモンドリングの輝きをもって太陽はその姿を現しました。僅かな輪郭だけが見えているにもかかわらず,その光の強さはまさに脅威です。

 「元始,実に女性は太陽であった。」とは,明治時代の女性解放運動家である平塚雷鳥(ひらつからいちょう)の言葉。平塚雷鳥は,女性の人間としての輝きと尊厳を太陽に例えて訴えました。

 本年度も松陽小学校は,これまで大切にしてきた一人一人を大切にする「人権教育」を家庭そして地域の方々のご支援のもと,心をこめて積み重ねていきたいと考えております。
 松陽の子ども一人一人が,他者の光による反射ではなく,自らの内からの輝きをもつ時,「松陽」は,「陽」に込められた願いのように,未来に輝くエネルギーのある子どもを育てる学校に,そして地域となると思います。
そのためには,

 ・多くの友達とお互いに支え合い「ありがとう!」という
  「感謝」の気持ちをもてるようにすること。
 ・一つ一つのことをやり遂げ「できる!」という「自信」を育てること。
 ・これまでの自分と比べて成長した自分に出会い自分自身を「すきだ!」
  思える「自尊感情」を高めること。

あらゆる学校生活の中で「感謝」「自信」「自尊感情」の3つの心情を意図的な教育活動をすることで育てたいと思います。
 自らの輝きと友達の輝きとが融合した時,そこにはただ強烈な孤高の輝きではなく,豊かな受容の輝きが生まれていると思います。