百葉箱
- 公開日
- 2013/12/20
- 更新日
- 2013/12/19
理科室だより
ちょっと季節外れの感が無きにしも非ず。というところですが,百葉箱の紹介をします。小学校では気温の測定に使います。
小学校の理科では,「直射日光が当たらず,風通しがよく,地上から1.2〜1.5mの高さの空気の温度」を「気温」としています。百葉箱はその条件を満たすために作られたものです。
木製の鎧戸のような仕組みで箱の外側を覆っています。風通しを保ちつつ,直射日光を入れないようにしています。金属で作ると,日光であたたまってしまい,正確な気温が測れなくなるため,今も昔も木で作っています。白く塗るのは日光を反射し,百葉箱自体があたたまるのを防ぐためです。
扉を開けると,写真のように器材がつりさげられています。左上のものは,最高温度計といいます。その日の最高気温が測れます。その下は最低温度計。1日の最低気温を測るためのものです。
中央やや右に縦向けに取り付けられているのが,乾湿計といって,湿度をはかる器材です。水が蒸発するときに熱を奪うことを利用して,湿度を計算します。真ん中の細かい字は,2つの温度計のメモリから湿度を計算するための早見表です。
その右は普通の棒温度計です。そのほか,自記温度計などを使うときはこの百葉箱の中に置いて使います。
そのほかには気圧計を設置することもあります。昔は気象台など,プロの方も百葉箱を使っていましたが,今はアメダスなど,自動的に記録する装置とコンピュータを利用しています。でも,アメダスのセンサーがおかれているところは,百葉箱とほぼ同じ条件になっているはずです。
測る道具は変わっても,一番大切な基本のところは今も昔も変わらないのです。