学校日記

ダンゴムシの魅力

公開日
2009/05/29
更新日
2009/05/29

学校の様子

 朝休みの時間に、運動場西側の中ノ橋通りを通っていると、運動場のフェンスの下の土をしきりに掘っている女の子たちに出会いました。何をしているのかと尋ねると、ダンゴムシを捕まえているとのことでした。どうするのかと問うと、朝と中間休みに捕まえて、プリンカップに入れ、昼休みには逃がしてやるのだという答えでした。ダンゴムシのどこにそれだけの魅力があるのでしょう。
 ダンゴムシは、名前に「ムシ」とついていますが、昆虫ではありません。3年生で習うのですが、昆虫には「目や触覚のある頭、3対6本のあしのある胸、いくつかの節からなる腹の三つの部分からできるいる」という定義があります。これによって、ダンゴムシも昆虫でないことがおわかりいただけるでしょう。もちろん、クモも昆虫ではありません。ダンゴムシは、エビやカニと同じ甲殻類(こうかくるい)と呼ばれる仲間です。水の中に暮らすものが多いのですが、海岸でよく見かけるフナムシなども甲殻類の仲間です。ただ、丸くなるという芸はダンゴムシだけのようです。
 子どもたちにとっては、ちょうどいい大きさで、噛みつくこともしないし、丸くなるなど愛嬌がある生き物なのかもしれません。大人の中には、虫が苦手な方も多いかと思いますが、子どもたちには、自然の生き物にできるだけたくさん触れさせてやってください。それも、大人の姿勢しだいです。
 図書館にダンゴムシに関する本はないかと探してみました。写真家の今森光彦氏の「ダンゴムシ やあ!出会えたね」(アリス館)という本のを見つけました。自宅の庭のダンゴムシを数ヶ月間にわたって撮り続けた力作です。ダンゴムシが脱皮する様子は私も初めて知りました。子どもたちが知的好奇心を広げる環境を作るのは、親や身近な大人の責務です。