ものを大切にする心
- 公開日
- 2014/07/01
- 更新日
- 2014/07/01
校長室から
梅雨の中休みはぎらぎら太陽が照りつけ,真夏を感じさせます。しかし,梅雨明けには少し時間がかかりそうです。
新年度が始まって3ケ月ほど,子ども達は新しい担任との緊張感も薄らいできました。ただ,6年生は自分たちが本校の最高学年で,みんなのよき手本にならないといけないという自覚から,よりよい緊張感をもって登校していることが感じられます。これは,本校のよき伝統であり,末永く引き継いでほしいことです。6年生が落ち着いて学習に,生活に取り組んでいると,自然に他の学年も落ち着いてきます。それだけ6年生の姿勢が全校に与える影響は大きいのです。
さて,学校には子ども達の学習の支援に多くの方が来られます。学校ボランテァの方々です。学校は自校の教職員だけでなく,いろいろな方のお力添えをいただいて子ども達の教育をすすめています。その中でこんな話が出てきました。
まず職員室にある落とし物に目が付かれました。
「このごろはものが豊富で,落としたりなくしたりしたらすぐ新しいものを用意してもらえるのでしょうか。私たちの時は・・・。」それを聞いていた方から,「どうして洋服を忘れてしまうのかね。暑くて服を脱いだら忘れてしまうのかな。」
そして,「どうして名前がないの。学校では名前を書くように教えていないの。」
自然な会話の流れの中で,疑問と学校の指導の不十分さを感じられたのです。
そこで,記名つまりものに名前を書くことがどうして徹底しないのかを考えてみました。
1年の入学時には保護者の方のご理解・ご協力を得て,ほとんどの持ち物には名前が書かれています。しかし,学年が進むにつれてその意識と,実践が薄らぎます。その結果が落とし物,忘れ物の多さなのです。そして,そのことがものを大切にする気持ちの希薄さにつながっています。
聞くところによりますと,大リーガーのイチロー選手は誰よりもバットやグラブを大切に扱っておられるそうです。そして,その気持ちが彼のプレーに表現されます。野球を愛し,常に努力していることを感じさせます。ものを大切にすることから始まっています。
とても極端な考えかも知れませんが,ものを大切にすることは「ひとを大切にすること」にも通じると思います。ひととものは違いますが,大切にする気持ちは同じだと思います。
そこで,今一度,家庭においても,「ものを大切にすること」をお伝えいただきたいと思います。そして,その出発として持ち物に記名をさせてください。「一生大切にする自分の名前を自分の持ち物に書く」この習慣を育てていきたいものです。一本の鉛筆,待ち針,一個の消しゴムにまで,「ものを大切にする」気持ちを伝えてほしいです。