学校日記

残暑お見舞い申し上げます

公開日
2013/09/01
更新日
2013/09/01

校長室から

 今日は9月1日,「防災の日」です。それに合わせたように台風が接近し,各地に被害が出ないかと心配しております。皆様の地域・ご家庭におかれましても,台風に対する備えを万全にしていただきたいです。
 さて,8月27日(火)より前期後半が始まり,子ども達の歓声が学校に戻ってきました。楽しかった夏休みの思い出を胸に,普段の学習・生活が始まりました。前期後半の最大の行事は「運動会」です。まだまだ残暑も厳しいです。しっかり体調を整え,「運動会」を成功させたいものです。
 さて,私もこの夏にいろいろな方と出会い,いろいろな感化を受けました。今回は,その一つをお伝えしたいと思います。
 その方を仮にYさんとします。Yさんは,日本料理店の店主をされています。あいさつに来られた後,偶然,自分の子どもの頃や,修業時代のことをお話されたのです。

 私は,両親によく手を挙げられました。事あるごとに,叱られ,そして,たたかれました。時には,蹴られることもありました。叱られて「むかっと」することより,自分って何て情けないのだろう,何てダメなのだろう,という気持ちが強くなって来ました。両親の両方からもそうされるのは,きっと自分が悪いからと,自分で自分を納得させていました。そのような少年時代を経験した後,料理の世界で身を立てることを決めて,ある店に就職しました。その店においても,少年時代と同様に,何かあれば・・・,というものでした。
 何かなくても,先輩からの指導?は厳しく辛いものでした。その最たるものは,板前さんのはいている下駄で足を蹴られることだったそうです。
このような経験をされたYさんから出てきた言葉は,「私は,絶対,家族や店で働く人に手は挙げません。暴力は使いません。」です。そして,「いくら自分のことを思ってくれたとしても体罰によっての指導や躾は,通じません。」と。

 「倍返し」という言葉がはやっていますが,それは決して暴力を使うものではないと思いますし,やられたらやり返すことが根本的な解決につながるとは思わないのですが・・・。
 人間は,弱いものに対して暴力を使って自分のおもいや考えを通そうとします。それが負の連鎖を作りださないかをもう一度考えたいです。
Yさんから出された料理は,どれも美味しいだけではなく,「優しさ・温かさ」と「思いやり」の心が伝わっていました。

                        校 長  藤田 弘明