「ありがとう」ということば
- 公開日
- 2012/08/31
- 更新日
- 2012/08/31
校長室から
残暑お見舞い申し上げます。
日中はまだまだ厳しい暑さで,気温は30度をこえています。しかし,時より吹くさわやかな風に秋の訪れを感じます。
8月27日(月)から前期後半が始まりました。106名全員が元気に登校出来ました。うれしい限りです。
学校に,教室に子どもたちの元気な歓声があふれていました。早速、夏休みの報告会を持ったり,運動会の事前活動に入ったり,子どもたちは昨日までとはちがう活動を進めています。
この何気なく当たり前のような行動も,子どもたちを支えてくださる多くの方の力添えで成り立っています。本当に有難いことです。心から感謝致します。
さて,夏休み明けに際して,「ありがとう」ということばを取り上げてみました。以前,人権の学習で,「自分が言われて一番うれしい言葉は?」,という調査の中で最も多かったのが「ありがとう」でした。また,「自分が一番言いたい言葉は?」も「ありがとう」でした。そして,「自分が一番好きな言葉?」もやっぱり「ありがとう」でした。
このことは,多分大人にとっても同様と思われます。
そこで,この「ありがとう」を常に意識し,心をこめて使っているか,というとはなはだ疑問です。それは,どうしてでしょう。
一昔前は,「人からものをもらったら,「ありがとう」と言いなさい。」「人に優しくしてもらったら,「ありがとう」です。」ということをよく耳にしました。そして,自分自身もそのようにして育てられました。しかし,近頃はどうでしょう。人から何かしてもらったり,ものをもらったりしても,自分が気に入らなければ「ありがとう」となりませんし,「ありがとう」と言いません。もっと言うなら,人から何かしてもらっても,「別に」とか,「わざわざしてくれなくても・・・」という傾向があるのかも知れません。そして,「ありがとう」が心をこめて使われなくなっているのです
このことは,とても残念で,さびしいことです。近頃言われる,人間関係が希薄になってきたことにもつながっています。
人は,誰もが自分一人では生きられないことはよく知っています。誰かにお世話になって生きていることも分かっています。しかし,それは「頭」だけかも知れません。心から「ありがとう」と発したいです。そのために,まず,大人がお手本を示したいです。
二人の先生(担任と保護者)の「ありがとう」が,子どもの優しさとやる気に働きかけます。
素敵な笑顔とともに,心のこもった「ありがとう」が言える子どもに育てることが,二人の先生の宿題です。
校 長 藤田 弘明