やる気を支える
- 公開日
- 2012/07/02
- 更新日
- 2012/07/02
校長室から
7月に入り,京都の街は祇園祭の季節を迎えます。皆様ご承知のように,祇園祭は日本三大祭の一つであり,勇壮な山鉾巡行をクライマックスに約1月間行われます。連綿と続く町衆の祭へのおもいがそれを支えています。
祭の規模の大小はともかく,それぞれの地域の祭へのおもいも,大きくかわることはないと思います。
しかし,近年,祭などの地域行事のみならず,いろいろな行事や催しがごく一部の方の努力や労力に委ねられている現実を耳にします。「できるだけ多くの方に参加してほしい」「参加によってきっと何か新しい発見や喜びが見つかります」など,人から人へ誘いの輪は広がりますが,なかなか「自分からやろう」「参加しよう」ということにはなりません。
どうしてでしょうか。私は,このようなことから子どもたちの様子を考えてみました。
子どもたちは本来活動的で,何事に対しても挑戦的です。やりたがりです。私たちが,「〜をやってみないか」というと,「がんばってみます」「できるか,どうかわかりませんがやってみます」など,前向きな姿勢で対応します。しかし,そのようなことがこの頃,しにくくなったり,消極的になったりしているように感じます。
その理由をいくつか考えてみました。子どもたちの近頃の傾向かもしれません。
1 無関心で,自分の興味や関心のないことを自分からさけよう,やめようとする傾向から。
2 実際にやってみたけれど,うまくいかなかったり,失敗したりして,やる気をなくす経験があったから。
3 せっかくがんばったのに,正当な評価を受けなかったり,頑張りを認めてもらえないことがあったりしたから。
4 自分からすすんでやることが価値のあることと思えないし,自分でする自信もないから。
など,です。もちろん,このほかにもいろいろな理由が考えられると思います。
子どもたちの傾向や現状には必ず理由があります。二人の先生が,影響しています。二人の先生がそうさせているのです。子どもたちの姿から,自分たちの言動を振り返らないといけません。
次代を担う子どもたちに「やる気」や「頑張り」を伝え,その支援をするのが二人の先生の仕事です。子どものやる気を支える二人の先生でありたいです。
校長 藤田 弘明