授業中の話し言葉
- 公開日
- 2015/05/15
- 更新日
- 2015/05/15
校長室から
3年生の教室で,イチゴをのせる皿の数をつかった問題を解いていました。一生懸命解いている子どもたちが,授業の中で大切にしていることは友だちの意見に対する思いやりです。答えを間違った人に皆の前で一言「間違っているで」と強く言うと,言われた人は間違っているという恥ずかしさと指摘された恥ずかしさで,次に手をあげにくくなってしまいます。
そのとき,これまで,すかさず「間違えてもきちんと言えたね」「あっ,自分で間違いに気がついたね」と,担任から声をかけていました。さらっと声をかけますが,子どもたちは先生の言葉をじっと聞いています。先生の言葉を学習しているようです。それが積み重なってだんだん学級全体に思いやりの効果が現れてきました。
それでも,子どもの発言が友だちを傷つけたり言い方がよくなかった時には,それを聞き流さず,授業を止めて,そういう発言がよいことかよくないことかを判断させる時間を瞬時にとります。何度も何度もしつこくは言いません。そうして,子どもたちはだんだん,言葉を大切にするようになり,自分の発言に気をつけるようになってきました。
気をつけていてもふいに言ってしまい,失敗することがあります。「それを言ったらその人はどう思う」と問われ,「よくない言葉だから相手がいやな気持ちになってだめです」と,その子は応えます。すると,「よくわかったね。それではこれから気をつけようね」と,先生から言われます。子どもは叱られたのか褒められたのか不思議な気持ちで,自分の発言を振り返ります。担任の先生は,そんな指導を繰り返してきました。
今年は校務分掌の生徒指導部の方から,「正しい言葉づかいをする」という具体的な目標も出てきました。授業中にはとくに正しい言葉づかいで話し合いが続くようにしていきたいと思います。