学校日記

不思議を大切に 4月4日

公開日
2015/04/04
更新日
2015/04/04

校長室から

 やっぱり桜の花が咲き,つばめが巣を作り始めました。子どもはそれを不思議に思ってじっと見つめて佇みます。大人でもやはり不思議に変わりなくてじっと見つめます。
 最近読んだ物理学者の著書にこんなことが書かれていました。「アイザック・ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て,万有引力があることを発見するきっかけを作ったが,ニュートンは,なぜ万有引力があるのかをあえて追究しなかった」と。ニュートンも万有引力があることの不思議を感じながらそれを追究することを避けたのです。でもきっと「なぜ」と思ったに違いないと思います。アルと呼ばれたエジソンが小さい頃は,「なぜ,なぜ」と,自然現象の不思議を大人に聞きまわってうるさがられたという話は有名ですが,桜が一年に一度4月に花を咲かせ,つばめが毎年,何千キロメートルも飛んで帰ってきて高雄校の講堂の軒下に巣を作るのも,考えてみれば不思議につきます。そして,ロマンが生まれ,想像力が広がっていくような気がします。学習というのは根本にロマンや想像力が育まれることが大切です。大人は子ども聞いてくる質問に答えられなくてもよいと思います。「どうしてつばめは毎年春になったらやってくるの?」と,聞かれたときに「不思議だねえ」と,応えるのも正解だと思います。私は「どうしてだろう。不思議だねえ。どうしてだと思う?考えてわかったことがあったら教えてくれる?」と返すことにしています。なぜなら,そこにその子の学習のロマンがあるような気がするからです。