学校日記

前期終業式 10月10日

公開日
2014/10/10
更新日
2014/10/10

校長室から

 前期終業式,講堂に全校児童が集まりました。私から子どもたちに前期の努力が後期につながるように励ましたあと,創作のお話をしました。

 小さな女の子が東の空に輝いている満月を見て思わず言いました。「お月さんきれいだね。この夜空で一番きれい」お月さんは嬉しそうに女の子に笑顔を返しました。
 それから1週間が過ぎました。小さな女の子が夜空を見上げると,お月さんはもう真上に出ていましたが形は半分になっていました。「お月さんどうして半分の形になったの?」「太陽が半分しか光を当ててくれなかったから半月になってしまったんだ」
 それからまた4日が過ぎました。今度はお月さんは西の空に三日月になっていました。「お月さん,お月さんはどうして三日月の形になってしまったの?」「太陽が少ししか光を当ててくれないんだ」
 そしてさらに4日が過ぎて女の子は空を見上げましたが,空にはお月さんの姿は見えませんでした。「お月さんはなくなったの?お月さん,さびしそう」
 すると,女の子といっしょに空を眺めていたお姉さんが言いました。「お月さんはいつも真ん丸なんだよ」と。小さな女の子にはお姉さんの言っている意味がよくわかりませんでした。
 お月さんは太陽の光で照らされると輝きます。人も認められたり褒められたりすると気持ちが明るくなります。でも,本当は照らされても照らされなくてもお月さんは真ん丸です。女の子には明るいところしか見えなかっただけなんです。

 人は,みんな無限の可能性があるのだけれど努力したところしか見えてきません。私たちは,月のように認められたらがんばろうとする生き方もできれば,太陽のように自ら輝きながら生きようとすることもできます。私たちは月の輝きも美しいけれど,やがて太陽のように自ら輝きみんなを照らすような生き方をしたいなと思います。

 前期終業式のあと,事務職員さんにオカリナを演奏してもらいました。オカリナは石笛に似た音が出て大変神秘的です。子どもたちはじっと演奏者の方をみて,聞き入っていました。「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」の主題歌を演奏してもらっている間,静かな空気が流れました。