高雄のロマン
- 公開日
- 2012/08/29
- 更新日
- 2012/08/29
校長室から
夏休みが明け,子どもたちが登校する朝,坂道を歩いていくと,電信柱やガードレール,枝と枝の間とか,あっちにもこっちにもクモの巣が張られているのを見て驚きました。8月の初めころにはあまり見られなかったのですが,朝夕が少し涼しくなったこの時期にクモは活動するのかなと思いました。
玄関の広場や運動場では子どもたちの頭上2メートルあたりをたくさんのアカトンボが飛んでいました。アカトンボと言えば夏の終わりを感じます。
そんな,ちょっとした変化に季節の移り変わりを感じます。
今朝は,登校の安全指導にいつもと同じように162号線を下っていくと,ちょうど,駐在所の前あたりで,キュン!と啼く声を聞いたので,シカかと思い,山の方にどこか隠れていないかとあたりをきょろきょろと見回していると,パトロールに出られるお巡りさんから「先生,あれはシカです」と,声をかけてくれ,やっぱりそうかと,思いました。
秋が近づくと,虫ばかりでなく動物もその変化に応じて動きが変わってきます。
高雄は,歴史的にも文化が栄え,地元の伝統産業が盛んだったところです。と,同時に観光の名所です。それが,人に荒らされず,自然の中で人も生きているというシステムが昔から変わらず続いてきました。そして,今も続いているのです。
高雄小学校は明治6年の4月に葛野郡梅ケ畑小学校が創設されました。
昭和22年4月に高雄小学校に改名されましたが,高雄小学校の伝統も梅ケ畑小学校からつながっています。京都市の伝統のある学校の一つです。
梅ケ畑の地域は,桓武天皇が京都に遷都される以前からあったと聞きます。1200年前から京都の文化の要となった地域だというのは,神護寺の存在で分かります。
いまだに鳥獣戯画に登場するような動物たちが夜になると親子連れで162号線を歩いたりするのです。子どもたちは,その素晴らしい自然豊かな日本風土の高雄のよさを感じ取り,味わい,伝統文化の創造的感性を受け継いで,未来に活かしていく力を育んでいきます。それが高雄のロマンです。
写真は昭和62年度卒業生の作品です。未来と書かれています。
私たちの夢・未来・希望を,私たち一人一人の胸の中にしっかりと刻んでいきましょう。