朝会「読み聞かせ」
- 公開日
- 2011/06/14
- 更新日
- 2011/06/14
校長室から
今日の朝会では、本の面白さを少しでも分かってほしいと思い、「読み聞かせ」をしました。高雄小学校では、国語の学習を中心に、できるだけ自分の力で本を選び、進んで読書出来る子を育てたいと願っています。朝の自習時間を工夫して「朝読書」に全校一斉で取り組んでいるのもその取組の一環です。
今日の読み聞かせは、作 きむらゆういち・絵 あべ弘士の「あらしのよるに」です。この本の大まかなストーリーは、嵐の夜に壊れかけた小屋に一匹の羊が逃げ込んできます。それと同時に、羊を大好物としているオオカミも逃げ込んでくるのです。その日は嵐でもあり全くの暗闇。ひどい嵐の中ずぶぬれになって逃げ込んだ二匹は、お互いがそれぞれに誰だか分らずに話し合います。そのうちに気持ちがとけ合って、友情が芽生えます。オオカミが「ひどいあらしで、さいあくのよるだとおもっていたんすけど、いいともだちにであって、こいつはさいこうの よるかも しんねぇす。」と語らせます。全くの暗闇の中でお互いの心は結ばれていきます。しかし読んでいるほうは、いつ正体がばれるかとハラハラ・ドキドキします。ついに二匹は、明日のお昼にいっしょに遊ぶやくそくをして、嵐のやんだ暗闇の中を別れていくというお話です。ここまで来ると、次はいったいどうなるのかと様々な空想を描くことになります。
本は、イメージを自分自身の想像力でかきたてます。またハラハラ・ドキドキさせて夢中にさせてくれます。そしてとても「大切なこと」を語りかけてくれます。ここでは、「友達」です。相手の外見や姿から私たちは、「好き・嫌い」を決めてしまうことが多いのも事実です。しかしこの本は、暗闇の中で外見からの情報が無いという状況での心の交流を伝えています。「本来心はつながりあうものだよ」というメッセージが聞こえてきそうでもあります。
さあ、次の日のお昼は、どうなったのでしょうか。それは、またのお楽しみ。・・・ということにしておきましょう。