平成24年度 宇多野小学校図画工作科研究
- 公開日
- 2012/07/02
- 更新日
- 2012/07/02
本校の研究:Art & Craft
■はじめに
宇多野は右京区北東部の福王子,鳴滝,山越に囲まれた山麓地域です。古くから遊猟地として知られ,宇多天皇はじめ当時の天皇がこの地を山陵と定めたことから天皇の御陵が多くあります。
周囲には金閣寺,龍安寺,仁和寺,北野天満宮,妙心寺といった名刹や仏閣等が数多く点在し,小学校の隣には俵屋宗達の「風神雷神図」ゆかりの寺である妙光寺もあります。
学校の屋上からは「徒然草」の作者である吉田兼好ゆかりの双ケ丘を望み,また「御堂(おんど)ケ池一号墳」と呼ばれる6世紀後半につくられた古墳など,歴史的・自然環境的にも恵まれた土地です。
こういった生まれ育った自分の土地のもつ特性は,少なからず子どもたちの「自分らしさ」といったものに関わりをもっているのではないでしょうか。そういったものも大切にしながら研究を深め,学校目標に迫る取組をすすめていきたいと考えています。
■平成24年度研究テーマと目指す子ども像
<研究テーマ>
鑑賞と表現との関連を深め,育成すべき資質や能力を明確にした授業のデザイン
〜 言語活動の充実を図る指導を工夫しながら 〜
本校では平成20年度より図画工作科の教科指導を研究の柱として設定し,取り組みを進めています。その中から見えてきた課題の1つに,図画工作の活動においてできあがった作品の形や色がきれいかといった「出来栄え」ばかりが気になってしまう児童が見られるということがあります。
「出来栄え」を気にすることは否定されることではありませんが,気にし過ぎる余りに頻繁に次はどうすればよいか担任にずっと質問してばかりといった様に,活動が受け身になってしまう様子も時には見られます。
まずはこういった実態への取り組みとして,図画工作科を「作品づくり」に重きを置く教科ではなく,「どのように発想・構想するか」「どのように技能を発揮するか」,また「どのように鑑賞をしていくか」といった,活動の中から見られるそれぞれの資質や能力を育成する教科としての指導を進めていくことにしました。
また表現及び鑑賞は,領域として個々に独立したものとしてとらえがちです。しかし各領域で発揮される発想や構想,創造的な技能といった資質や能力には,子ども自身のもつ形や色,イメージといった感覚が領域という枠を越える形で共通して働いています。
また鑑賞した内容を自分の表現に生かしたり,そして生まれた表現がまた鑑賞の対象になったりと,鑑賞と表現には関連性がみられます。同一題材内で鑑賞⇔表現と相乗的に力が発揮されることもあれば1年間といったサイクルでいくつかの題材に取り組む中で,題材間での相乗的な力の高まりが見られることもあります。そういった鑑賞と表現の関連性を明確にした授業づくりを目指していきます。
今後こちらのページで公開授業の様子などを発信して参りますのでよろしくお願いいたします。