学校日記

3年「あおいでうごく おもちゃをつくろう」A表現(2)<工作に表す>

公開日
2011/07/27
更新日
2011/07/27

本校の研究:Art & Craft

■7月7日(木)3年公開授業の様子
「ずぼんぼ」というおもちゃをご存知でしょうか。江戸時代に発明されたもので,虎や獅子舞の外見をしています。和紙を材料とし、足の部分にシジミをつけてつくられます。このおもちゃの何よりおもしろいところは,うちわで扇ぐことでおどらせて遊ぶことができることです。また,強く仰げば1mぐらいは空中に浮かせることもできます。

今回は3年大平学級で,この「ずぼんぼ」を元にしたおもちゃづくりをしました。
前時に題材との出会いの時間をとりました。教師のつくったいくつかの例を見せると,子ども達は興味津々です。
「これは何?」
「え!?うちわで扇ぐと浮かぶの?やってみたい!」
やはり楽しい題材と出会うと,子ども達の目はきらきらと輝きます。そのコミカルな動きから想像をふくらませ,次々とアイデアが浮かんできました。

本時では導入でどんなおもちゃをつくりたいか大平先生とみんなで交流しました。
子ども達がもつ動きのイメージを言葉にすると?「ピョーン」「ピョンピョン」「フワフワ」「スイスイ」「スードタドタ」「フワーン」などが頭に浮かんでいるようです。
それはどんな動きなのかな?「歩いている」「走っている」「浮いている」「ジャンプしている」「逃げている」「飛んでいる」「すべっている」などなど。
おもちゃの動きから想像が広がる,それがこの題材のもつ魅力ですね。子ども達の頭の中にもたくさんのイメージが浮かんでいるようです。さて,今日の活動でどんなおもちゃができあがるでしょうか。

8つのテーブルに分かれて活動を進めていきます。子ども達は思い思いにおもちゃに色をつけたり,羽や尻尾をつけたりと作品に工夫をこらしています。またテーブルのすぐ横のコーナーでは実際にうちわを使って一生懸命おもちゃを浮かせてみる様子も見られます。
今回は立体ではなく工作の題材の為,その動きも大切な作品の要素になります。例えば羽をつけることにより,おもちゃの外見だけでなく動きも変わってしまうということです。そのためクリップ一つでも動きが変わるのでそこはなかなか手ごわいところです。子ども達はおもちゃの飾りつけと動きの両方を考えながら,集中して活動を続けていました。
教室の片隅で歓声があがります。
「うわ!すごい!」
ある女の子のおもちゃがふわーっと高く浮きました。すごいなあ。どんな風につくってるんだろう。
「ちょっとみんなでお互いの作品を鑑賞しましょうか」
大平先生の声かけで活動途中の鑑賞タイムです。みんなお互いの作品を見合っていいところを見付けます。参考になったかな。

 子ども達がつくったものは様々です。ウサギ,ブタ,猫,恐竜,はたまた電車まで色々な生き物やのりものがピョンピョンはねたりフワフワ浮いたり,まるで不思議な世界に来たようです。子どもたちは創造的に技能を働かせたり,たくさん発想したりしながら,そして体全体を使ってうちわをあおぎます。作品が空中にフワリと浮いた瞬間,まるで自分も空を飛んでいるような,そんな気持ちでいたのかも知れません。みんなで楽しく活動することができました。