〜憲法月間に寄せて〜
- 公開日
- 2009/04/30
- 更新日
- 2009/04/30
校長室から
だれもが安心して過ごせる学校はだれもが安心して暮らせる社会から
〜憲法月間に寄せて〜
新年度が始まって,間もなく一ヶ月になります。本校では今年度も「いじめや暴力のないだれもが安心して過ごせる学校」を目指して様々な取組を進めています。
学校はたくさんの子どもが集団生活する場ですから,十分気をつけているつもりでも問題が起こることがあります。ですから,問題が起こることを必要以上に恐れるのではなく,起こった時こそ指導のチャンスと前向きに考え,子どもたちには対処法や解決法を学ばせています。もちろん,問題を未然に防ぐ努力も大切なことだと認識し取り組んでいることは言うまでもありません。
だれもが安心して過ごせる学校であるために,みんなが守らねばならない様々なルールがあります。学習中のルールや休憩時間のルール,給食や掃除の時間にもルールはあります。数あるルールに窮屈さや息苦しさを感じてしまう子がいるかもしれませんが,どのルールにも「だれもが安心して過ごせる学校にするため」という決して譲れない思いが込められています。
重要なことは「なぜ,そのルールがあるのか?」というルールがめざすものを子どもたち一人ひとりに伝えきるということだと思っています。「なぜ?」の答えがあやふやな状態では,ルールを守ろうという本物の意思や態度や行動は生まれません。もしも,まだルールを守れない子がいるとするなら,私たち大人がその最も大事なことを伝えきれていないということだと厳しく振り返るようにしています。
第二次世界大戦に敗れたわが国は,「戦争や人権侵害のないだれもが安心して暮らせる社会」を目指して新しい国づくりを始めました。その基礎となるルール『日本国憲法』が施行されたのが,1947年5月3日。「なぜ,そのルールがあるのか?」「なにを目指したルールなのか?」ということを私たち一人ひとりが忘れず問い直す機会にしようと,この日を『憲法記念日』,そして,5月を『憲法月間』としました。今年も間もなく5月3日がやってきます。
「地域の子どもは地域で守り育てる」。保護者の皆さん,地域の皆さん,私たち大人のルールを大切にする姿が子どもの最も身近で頼りにされるお手本であることは間違いありません。