学校日記

11月

公開日
2009/11/17
更新日
2009/11/17

校長室から

くらしの中の情報
 
 秋の深まりとともに、爽やかな気候になってはきましたが、朝夕の冷え込みのせいか、学校では、新型インフルエンザの流行に伴う対応をしているこの頃です。京都市で新型インフルエンザの発症が確認された5月22日の時点では、テレビのニュースなどの報道から、たいへんなことになっていくのではないかと心配したものです。現在、岩倉北小学校でも発症している児童がいるわけで、幸い重症患者が出たとの報告は今のところありませんが、今後も気を配っていかなければならないことではあります。
 5年生、社会科の学習では、「私たちの生活と情報」という学習をします。私たちの生活と情報との関わりについて理解し、情報の在り方について考える内容の学習です。
生活の中で情報を得る方法は、情報化社会の進展にともない、ひと昔前に比べ方法・内容ともに格段に進歩してきています。世界中でおこっている事件が、瞬時にして手元に届くようになっています。しかし、進歩した分だけ、問題も多くおこってきています。
普段の暮らしにおいては、テレビ・ラジオ・新聞・インターネット等々、様々な情報源があり、私たちは、様々な情報を得ています。また、公的なものに限らなければ、近所や友人・知り合いの間での会話・うわさ話・携帯電話・メール交換・手紙やメモなども情報源となっています。様々な情報をもとにして、我々は自分たちの暮らしを営む時の判断材料として、より良く生活するために活かしているわけです。わたしたちのくらしは、情報の影響を大きく受けます。正しい情報の効果的な活用は、暮らしを豊かにするのに役立っていますが、曖昧な情報・誤った情報は、時として人々を惑わせるものであったり、不幸にしたりもします。中学・高校生の間で問題になっている携帯電話のメールでの、誹謗・中傷などによるいじめは、許せない例のひとつです。
 身近な暮らしの中で、情報を発信する側においては、意図的に誤った情報を流し、人々を混乱させることがよくあります。ありもしないこと・事実を曲げて伝えること・たぶん○○だろう決め付けて伝えることなどが、人々に偏見を持たせることとなり、風評被害を巻き起こします。場合によっては、人権を侵害するようなこと・人の命を奪うようなことにもなりかねません。情報を受け取る側では、情報の中身が正しいものであるのか・事実であるのかどうかを吟味すること・正しい情報だけを選択することも大切なことです。子どもたちとともに、誤った情報におどらされるのではなく、正しい情報の活用について学び、身近な暮らしの中で活かしていきたいと思うこの頃です。 

校長 久保田 耕司